【北京=峯村健司】6日付の香港の中国系紙文匯報によると、北京で開会中の全国政治協商会議に参加している中国海軍航空兵部の馬国超副政治委員(少将)が5日、国産空母の建造について「遠くない将来、中国人は国産空母を見ることができる」と述べ、建造への着手を明言した。 軍幹部が建造を公言するのは異例。時期については明らかにしなかったが、「中国はすでに空母建造技術を持っている」と強調した。 中国軍関係者によると、中国軍は今年から上海で国産空母建造を始め、2015年までに5万〜6万トン級の中型艦2隻の完成を予定している。