米高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン」の京都進出が30日、明らかになった。2014年春の開業を目指し、今年1月に営業を終えた老舗ホテル「ホテルフジタ京都」(京都市中京区)を改築する。土地・建物を所有する積水ハウスとホテルを運営するザ・リッツ・カールトン・ホテル・カンパニー(米メリーランド州)がホテル開業に基本合意した。 国内のリッツ・カールトンでは東京、大阪に次ぐ3拠点目。東日本大震災の影響で外国人観光客は激減しているが、リッツ・カールトン大阪では5~6月の宿泊予約が昨年並みに改善しており、影響は限定的とみて関西での体制強化に踏み切ったとみられる。 リッツ・カールトン側は「事実関係について(現時点で)申し上げられることはない」とコメントするが、関係者によると、客室数や宿泊料金などは決まっていないものの、約200億円を投じ、来年にも着工する計画という。 開業予定地は東に鴨川をのぞみ、祇園など