概要 NOR型フラッシュメモリとは、フラッシュメモリの構造・動作原理の一種で、最初に発明された方式。1980年に東芝の舛岡富士雄氏が発明したもので、NAND型フラッシュメモリが開発されるまではすべでこの方式だった。 NAND型に比べ読み出しが高速で、特にランダムアクセス(規則性なく不連続な位置を読み書きする)で優れた性能を示す。書き込み時の消去や再書き込みのブロックサイズも小さいため、同じような書き換え頻度であればNAND型より素子の書き換え回数が寿命に達しにくく長持ちである。 また、大きなブロック単位で読み込むNAND型とは異なり特定のアドレスのデータのみを指定して読み出すことができ、プログラムを記録した場合メインメモリ(RAM)に一旦書き出さなくてもCPUから直に読み込んで実行できるという特徴がある。 一方、高集積化には向いておらず、同じ世代で比較するとNAND型より容量や単位容量あた
![NOR型フラッシュメモリとは - IT用語辞典](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9846ab2080ca2a3a2477bb46934eaa3835eaf338/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fp.e-words.jp%2Fogimage.png)