2月5日 発表 昭和電工株式会社は5日、容量500GBの3.5インチHDメディアの量産を1月より開始したことを発表した。 同社では、これまで1.89インチおよび2.5インチについては第4世代と呼ばれる垂直磁気記録方式を採用したメディアを製造し、それぞれ容量120GB/250GBを実現していた。今回、3.5インチにもこの第4世代を適用し、従来の334GBから500GBへ容量を増やした。 また、同社では第5世代のメディアも開発中で、1.89インチで160GB、2.5インチで320GB、3.5インチで750GBを実現する見込み。 □昭和電工のホームページ http://www.sdk.co.jp/ □ニュースリリース http://www.sdk.co.jp/aa/news/2009/aanw_09_1015.html (2009年2月5日) [Reported by wakasugi@impr
●ゲーム機の重荷となっている互換性問題 MicrosoftがゲームコンソールのOSをネットワーク配信型にする大きな理由は、ゲームコンソールが直面する互換性問題にあると見られる。間中氏が「システム側の変更が随時行なえる、これは我々の都合が一部ある」と触れているのが、このポイントだ。 前世代までのゲーム機(PlayStation 2やXbox 1など)は、ハード側にはローダー程度のソフトウェアしか持っていなかった。OSやライブラリやドライバのほとんどはゲームディスク側に搭載する、DOS時代のPCと似たようなソフトウェア環境だった。 そのため、ゲームプログラムとOS/ライブラリとの間の互換性は、ディスク上だけで確保すればよかった。ゲームディスクに収録されたバージョンのOSと、ゲームソフトウェアの互換性が保証されていれば実行上問題はなかった。ゲーム機ベンダーは、ハードウェアの一貫性を保ち、ハードが
2009年1月~ 【 4/ 8】 Wii 5,000万台とDS 1億台は任天堂にとって何を意味するのか 【 3/30】 IntelがGDCでLarrabeeの命令セットの概要を公開 【 3/30】 KhronosがGDCでGPUやCell B.E.をサポートするOpenCLのデモを公開 【 3/23】 2010年が空白期となるAMDのCPUロードマップ 【 3/18】 CPUのアーキテクチャ時代の転換点となるAMDの「Bulldozer」 【 3/16】 なぜPSP2はDSではなく携帯電話をライバルとするのか 【 3/ 5】 なぜLarrabeeベースのPS4はハードルが高いのか 【 2/26】 携帯電話に対抗するPSP2、CellとLarrabeeで揺れるPS4 【 2/12】 Intel 4つ目のx86 CPU開発センター「バンガロール」 【 2/12】 Intelが概要を明かしたオク
■後藤弘茂のWeekly海外ニュース■ SCEI 久夛良木社長インタビュー(5) 「PS3の次のステップは、Cellコンピューティング」 ●Cellホームサーバーが次の展開 【Q】 PS3は、特定のハードに縛られるのではなく、一種のフォーマットだと、以前伺った。PS3アーキテクチャで、別なフォームファクタの製品、例えばホームサーバーはどうなるのか。 【久夛良木氏】 (PS3は)あれだけやれば、ディスクアレイをストレージに積めば(ホームサーバー用途への対応も)終わってしまうという気もしないでもない。 でもストレージ側にも、Cellが欲しい。例えば、いろんなモノを高速で検索したり集合化したり。例えば、膨大な動画の中から誰かの顔が入っているデータだけを抜き取るとか。家の中のコンテンツって自宅でもTBの世界になる。そうなったらCellベースのホームサーバーの登場でしょう。Cellでなければできない
●Microsoftのビジネスモデルが通用しない世界 Microsoftは、X-Boxを自社ブランドで販売する。ソフトウェアメーカーMicrosoftが、いよいよ本格的なハードウェアメーカーに転身することになる。ソフトウェアメーカーであることにこだわっていたはずのMicrosoftがなぜ? じつは、Microsoftは、自社ブランドで発売せざるをえなかったのだ。なぜなら、Microsoftの従来のビジネスモデル、つまりソフトウェアメーカーに徹してハードウェアは他社に売ってもらうというモデルが使えないからだ。 PCで大成功を納めたMicrosoftのビジネスモデルは、OSを複数のハードウェアメーカーにライセンスし、ハードウェアメーカーのブランドで販売してもらうことで成り立っている。このモデルでは、ライセンスを受けたハードウェアメーカー同士が市場で競い合うことで、ハードウェアの機能が向上、価格
●たった5チップで構成されたゲームキューブ ゲームキューブの基板には、5つのチップしかない。中央にあるのがグラフィックス機能などを含むシステムLSI「Flipper(フリッパ)」。その下にあるのがCPU「Gekko(ゲッコ)」、上の3つのチップは右の2つが「Splash(スプラッシュ)」と呼ばれる1T-SRAMでメインメモリ、左のチップが補助メモリのSDRAMだ。メモリは1T-SRAMがそれぞれ96Mbitでx32構成。2チップで64ビット幅インターフェイスの24MBとなる。SDRAMはX8の128Mbit品なので16MBとなる。チップは、これで全てだ。 ゲームキューブのチップ数が少ないのは、Flipperにほとんどの機能を集約してしまっているからだ。PC的な表現をするなら、グラフィックスチップ、ノースブリッジ、サウスブリッジ、オーディオDSP、さらにビデオメモリまでがワンチップに納められ
6月18日(ドイツ時間) 発表 世界のスーパーコンピュータの性能ランキング「TOP500」の2008年6月版の結果がドイツ時間18日、公開された。今回で31回目。 1位は米国資源エネルギー省のロスアラモス国立研究所に納入されたIBMのクラスタ「Roadrunner」で、1.026 Peta FLOPSを達成した。スパコンの性能が1PFLOPSを超えたのは初めて。これまで1位だったBlueGene/Lは2位となった。 Roadrunnerは、Cell/B.E.の倍精度浮動小数点演算を強化した「PowerXCell 8i」を搭載するブレード「BladeCenter QS22」と、Opteron搭載のブレード「同LS21」で構成される。 国内のシステムは、東京大学、京都大学、筑波大学の「T2Kオープンスパコン」仕様の3システムが新たにランクイン。東大のシステムが国内最速を達成し、82.98TFL
●堅実路線へと振った今年のSCEのカンファレンス 「PLAYSTATION 3(PS3)は、2008年からソフトウェアが揃う充実期に入る。しかし、PS3だけでなく、PlayStation 2(PS2)とPSPの3プラットフォームを合わせて勝負をする。PS2は10年持続するプラットフォームになるだろう」 先週開催されたゲーム関連ショウ「E3 Media & Business Summit 2008」でのソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のメッセージを意訳すると上のようになる。 簡単に言えば、次のようなストーリだ。PS3も2008年はソフトウェアタイトルの充実で、充分に戦えるようになる。しかし、それでも現在の台数ベースでの不利は否めない。しかし、SCEには、前世代にPS2で市場を占有した資産があり、PSPもポータブル機市場でそれなりの成功を収めている。新旧のゲームコンソール(据え
●PS4に搭載するのはCell B.E.の発展型CPU ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は次期ゲームコンソール「PLAYSTATION 4(PS4)」を、Cell Broadband Engine(Cell B.E.)アーキテクチャベースとする方向で本格的な検討を始めている。現在は、ゲームディベロッパの反応をうかがい、具体的な実装を探っている段階だと言われる。SCEは、PS4世代では製造コストをPS3世代より下げると同時に、アーキテクチャを継続することで開発投資も抑える道を目指しているようだ。 SCEがPS4でCell B.E.から離れる可能性もまだ残されてはいるが、今のところは、Cell B.E.の拡張&改良版をベースにする方向で動いていると見られる。 SCEは、もともとPS3プロジェクトが具体化する段階で、Cell B.E.アーキテクチャをPS3以降の世代でも継続するこ
2008 Symposium on VLSI Technology 会期:6月17~19日 会場:米国ハワイ州ホノルル市 Hilton Hawaiian Village 「VLSI 2008」では、地上デジタル放送などの高品位TV(HDTV)に対応した信号処理LSIの講演が相次いだ。 試作したH.264符号化復号化(コーデック)LSIのテストチップ写真。32bit構成の256/512Mbit DDR SDRAMをフレームバッファとして外付けする ルネサス テクノロジと日立製作所は、消費電力が256mWと低いHDTV用H.264 High Profile対応の符号化復号化LSIを共同で開発し、その概要を報告した(K. Iwataほか、VLSI Circuits、講演番号11.1)。1,920×1,080画素のフルHD画像(フレーム)を1秒間当たり30フレームの速度で処理できる。 動作周波数は
写真提供:シャープ株式会社 '97/2/4 発表 標準価格: MN-8000:820,000円 MN-8000D:620,000円 連絡先: シャープ株式会社 コンシューマーセンター Tel.東日本相談室:043-297-4649、西日本相談室:06-621-4649 シャープ株式会社は、13.8インチTFT液晶モニターを搭載したノートパソコン「メビウスジャンボ、MN-8000」を発表した。発売日は3月8日で、標準価格は820,000円。 「MN-8000」は、CPUにMMX対応Pentium 200MHz、メインメモリに64MBのシンクロナスDRAM、HDDも3.2GBを搭載するなど、かなり強力な仕様だ。平均10倍速のCD-ROMドライブとFDDを内蔵し、FDDは別売りのMOドライブと差し替えることもできる。サウンドにはSound Blaster AWE32準拠のものを、グラフィックには
6月3日(台湾時間)発表 米Microsoftは3日(台湾時間)、Nettopと呼ばれる低価格デスクトップPC向けにWindows XP Home EditionのOEM提供期間を2010年の6月30日ないし次期Windows OSの発売から1年後にまで延長すると発表した。 同OSのOEM提供期間は2008年の6月30日までとなっており、それ以降、原則としてWindows XPをプリインストールしたPCの出荷はできないことになっていた。ただし、同社は4月に、システム構成を限定することを条件に、Netbookと呼ばれる超低価格ノートPC向けには提供を延長することを発表していた。 今回、同社は新興市場以外でもNetbookなど新しい形態のWindows PCへの需要が増大していることを受け、Nettopに対してもWindows XPのOEM提供期間を延長することを決定した。 □マイクロソフトの
5月14日 発表 日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は14日、「Cell Broadband Engine」(Cell/B.E.)の演算性能を強化した新CPU「PowerXCell 8i」を2基搭載するブレードサーバー「BladeCenter QS22」を発表した。6月6日より出荷を開始する。最小構成価格は138万6,000円。 新たに搭載されたPowerXCell 8iは、エンタープライズ向けHPCに使えるよう、IBMが独自にCell/B.E.の倍精度浮動小数点演算を強化したプロセッサ。Cell/B.E.の浮動小数点演算は、8つのSPEを使って行なわれる。単精度は256GFLOPS(4GHz時)と高速だが、倍精度では約25GFLOPS(同)と約10分の1にまで落ち込む弱点がある。このため、HPC用途の性能には疑問符が付けられることもあった。 PowerXCell 8iはこれを補い
「買い物山脈」は、編集部員やライター氏などが実際に購入したもの、使ってみたものについて、語るコーナーです。 東芝の液晶TV「REGZA 37Z3500」を10月に購入した。当時の店頭表示価格は248,000円だったが、23万円に値引きしてもらい、これに15%のポイントが付与されたので、実質価格は20万円ちょうどだった。 それまで使っていたのは、なんと16年前に購入したソニーの14型ブラウン管TV。時代遅れも甚だしいが、ほとんどTVを観ないので、「レッツ地デジ」だのと騒がれても、意に介していなかった。 一応、これまでも大型のTVを買いたいと思っていた時期はあった。映画を観るのが好きなので、DVDを大画面で観たいと思い、店頭で見積もりを取ってもらったこともあった。しかし、最終的には踏ん切りがつかず、そのまま14型のTVで過ごしてきたのである。 そんな筆者が今回、新しいTVを購入するに至った大き
●メモリの量に対して帯域が貧弱なXbox Xboxのメモリ容量は64MBともっとも多く、しかも、ユニファイドメモリアーキテクチャ(UMA)の単一メモリで、ビデオメモリの領域を自由に設定できる。例えば、半分の32MBをテクスチャに取って、そこにテクスチャ圧縮で32MB×6=約200MB分のテクスチャを押し込むことも可能だ。ゲーム機の極少のメモリ量で苦しんだデベロッパにとっては、夢のような量のメモリがある。 このメモリの量は、テクスチャだけでなくHDTV対応などでも有利に働く。HDTVの高解像度に必要なフレームバッファを取っても、十分テクスチャなどに回すメモリがあるからだ。実際、米国の発売タイトルだとHDTV(といってもたいていがまだ480P)対応タイトルがある。 しかし、Xboxのユニファイドメモリの帯域は6.4GB/secと、ビデオメモリも合わせて計算すると3アーキテクチャ中でもっとも狭い
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