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ブックマーク / satoshi.blogs.com (11)

  • 21世紀の錬金術:Web2.0バブルで一儲けする方法

    【材料】 ・小さな学生ベンチャー。東大・京大などの有名校の理学部・工学部の卒業生が集まって作った10人程度の企業。売り上げどころかビジネスプランすらちゃんと描けていないが、そこそこの技術力とハングリー精神だけはある、というタイプがベスト。資金は少ない方が良く、VCからの資金調達前でなければならない。 ・3~4億円程度の資金 ・欲の皮のつっぱった証券会社へのコネ 【レシピ】 1.まずは、顧客としてこのベンチャー企業にアプローチする。ビジネスプランもろくに持たないベンチャー企業の場合、とりあえずは「開発の下請け」でも何でもやって売り上げを立てなければならないので、その弱みを突く。Web2.0っぽいものならブログでもSNSでも何でも良いので、とりあえずシステム構築を発注する。この段階での発注額は二~三千万円ぐらいに抑えておくが、それでもこの会社にとっては「最大の顧客」となるはず。 2.その会社

  • Life is beautiful: WEB+DBコラム「なぜ日本のソフトウェアが世界で通用しないのか」

    私がコラムを書いている「WEB+DB PRESS」の最新号が発売されたので、ここで宣伝させていただく。今回のコラムのタイトルは、「「なぜ日のソフトウェアが世界で通用しないのか」。 ...(前略)...そんな私が常々感じているのは、日でのソフトウェアの作り方が米国のそれと大きく違っていること、そして、日のソフトウェア・エンジニアの境遇が悪すぎるということ。そして、それが「日のソフトウェアが世界で通用しない」一番の原因になっていることである。 詳しくはコラムを読んでいただくとして(宣伝だと言ったでしょう)、この問題はいまやソフトウェア業界だけにとどまる話ではないから始末が悪い。世界で一番進んでいるはずだった日の携帯電話メーカーが、今や袋小路に追い込まれているのもこれが原因。 通信業界にはもちろん、携帯電話メーカーにもソフトウェアを自分で書ける人がいない今の日の状況を考えれば、世界の

    Life is beautiful: WEB+DBコラム「なぜ日本のソフトウェアが世界で通用しないのか」
    w2allen
    w2allen 2010/08/20
    引用:いままでさんざん「ITゼネコンや下請け」にソフトウェアの開発を丸投げにして来たツケが今になって回って来ただけのこと。
  • MySpace/Facebookがなぜ日本で成功しないか

    TechCrunchの「SNSの世界進出ーなぜMySpaceとFacebookは日でだめなのか」は、私が最近強く感じていることと通じることもあり、いろいろと考えされられた(英文でのレスポンスはここ)。 私と増井君が作ったBig Canvasは、米国法人であり、その最初の商品PhotoShareはAppleのApp Storeを通じて世界同時リリースをした(UI英語と日語のみサポート、ただし投稿はどんな言語でも可能)。その意味では、特定の国のユーザーに特化したつもりは全くない。ただ、既に600万人いるiPhone 2Gユーザーを考えれば、SNSとして成り立つに最低限必要な数千人のユーザーを確保するには米国でがんばらねばならないとは強く認識していた。 米国での一番のライバルは当然MySpaceとFacebookであるが、「常時接続ライフスタイル」に最適化されたサービス作りで「写真版Twi

    w2allen
    w2allen 2010/07/19
    引用:それに対して日本のユーザーの使い方は、まさにライフロギング。おはようの挨拶から始まり、お昼ご飯の写真やら、自分の子供の笑顔やら、見に行った花火の写真を一日に数枚投稿してから、お休みで終わるという
  • Life is beautiful: Microsoft/Yahoo:買収はたぶん成功するだろうけど、問題はそれからだ

    今回のMicrosoftによるYahooの買収のオファー。ウェブの世界ではどうしてもGoogleに勝つことができないMicrosoftとしては、Yahooのビジネスはのどから手が出るほど欲しい存在。Googleに追い越され、成長に陰りが見え始めた結果株価が安くなったYahooは今がお買い得。WindowsとOfficeというドル箱を抱えながらも、そのドル箱が稼ぎだす莫大な現金をどこに投資すべきかがいまいち見いだせてないMicrosoftとしては、Yahooを買うことによりその価値を買収価格より高くする、というストーリーは説得力がある。 一方、Yahooの株主にとってみればこれは朗報。ずるずると下がり続けていた株に対してこれだけのプレミアムを付けてもらえば喜んで売るのが大半の株主。 少し悩ましい立場にいるのが、Yahooの現行の経営陣。株主利益を最大にするのが役割の経営陣とすれば、このプレミ

    w2allen
    w2allen 2009/04/13
    引用:総括すると、MicrosoftにとってもYahooにとっても、戦略面・ビジネス面で言えばとても納得できるのが今回の買収のオファー。しかし、実際に買収した後に、Yahooの既存の社員たちが一生懸命にMicrosoftのために
  • Life is beautiful: Ajaxの本質、「非同期メッセージ型ウェブ・アプリケーション」のススメ

    最近、「これからのウェブ・アプリケーションはAjaxだ」という声を良く聞く。ソフトウェアを生業としているエンジニアとしては、この手の「流行もの(hype)」に触れた時には、表面的なものに踊らされずに、その質を自分なりにしっかりと捕らえて消化・吸収して自分のものにしなければいけない。今までも、「オブジェクト指向」、「マルチ・ティアー・アーキテクチャー」、などの言葉が一人歩きするたびに、「これからは○○だ」とか「○○の時代は終わった」などと、過激なことを言って読者の目を引こうとだけするマスコミや企業のマーケティング戦略に数多くの人が踊らされてきた。 そんなノイズだらけのメッセージに混乱させられた結果、「Cではオブジェクト指向のプログラミングは出来ない」と信じているエンジニアがいまだに沢山いることは全く嘆かわしいことだ。「オブジェクト指向のプログラミング」は、設計姿勢・プログラミングスタイルに

    w2allen
    w2allen 2009/04/05
    引用:最後にもう一度繰り返すが、オブジェクト指向のプログラミングに必ずしもC++やJavaが必要ないのと全く同じ理由で、「非同期メッセージ型ウェブ・アプリケーション」のプログラミングには必ずしもHTML、
  • iPhoneがなぜそれほどまでに「革命的」なのか

    iPhoneに関しては、まだ誤解している人も多いようなので、念のために解説しておくと、iPhoneがこれほどまでに通信業界で注目されているのは、マルチタッチのUIを採用しているからでも、NextStepの血を引く最先端のiPhoneOSを積んでいるからでもない。NTTドコモなどの旧来型の通信キャリアからみれば「単なるデバイスの調達先」でしかなかったデバイスメーカーがキャリアのビジネスに口も手も出している点にある。 私がAppleとAT&Tの提携発表で一番驚かされたのは、その料金体系であった。パソコン並にネットワークを使うiPhone向けの使い放題プラン(日の「パケ放題」に相当する部分、ただし容量制限は一切ない)が月々わずか20ドルというのは、当に破壊的な価格である。この価格故にiPhoneは非常に魅力的なデバイスとなっているし、これだけ普及している。もちろん、それを実現するためにAT&

    w2allen
    w2allen 2009/03/24
    引用:「ソフトバンクが、そこそこの通話時間とパソコン並みの本当のデータ使い放題プランを組み合わせた「iPhoneプラン」を8000円ポッキリぐらいで提供する」と大胆に予想してみる。
  • プレステとゲームの流通革命

    いわゆる「ソニー」と呼ばれるソニーに関するビジネス書は沢山読んだが、このは抜きん出て良く書けている。他のソニーが、「ソニー神話」の表面ばかり(例えば、大賀氏が「Do it!」と言っただとか)捕らえているのに対し、このはプレステの成功ストーリーをしっかりと戦略の深部を捉えて書き込んでいるところが大きく違う。私が今まであっさりと聞き流していた、「プレステはCDROMを採用したから任天堂に勝った」という言葉の意味の重さが良く理解できた。 このによると、ソニーがCDROMを選んだ理由は、単に「CDだと作るのが安いので小さなソフトハウスも含めて沢山のゲームが作れる」などという表面的なものではなく、「大量の在庫を覚悟しながら売り上げの見込みに基づいてROMカートリッジを大量に生産・流通しなければいけなかったゲームの流通を、CDROMというわずか3日で増産が可能な媒体に買えることにより、オンデ

    プレステとゲームの流通革命
    w2allen
    w2allen 2009/01/01
    引用:大量の在庫を覚悟しながら売り上げの見込みに基づいてROMカートリッジを大量に生産・流通しなければいけなかったゲームの流通を、CDROMというわずか3日で増産が可能な媒体に買えることにより。
  • Life is beautiful: なぜアップルにできたことがソニーにはできなかったのか

    アップルがiPod+iTunes+iTunes Storeというハード・ソフト・サービスを巧みに組み合わせてネット時代にふさわしいコンシューマ・エレクトロニクス・ビジネスモデルを見せてくれたことに関しては、ここでもさんざん書いて来たが、反面教師として注目すべきなのは、ソニーになぜそれができなかったのか?ということ。 自分自身がメディア産業を持ち、ウォークマンというブランドを持ち、ネットビジネスに抜群のセンスを持つ出井氏を社長に据えたソニーはアップルよりははるかに良い立場にいたはずだが、なぜこんなことになってしまったのだろうか。 メディア産業を持つことが逆に足かせになった、ソフトウェア開発力の差、たまたまラッキーだっただけ、天才スティーブジョブズがいたから、イノベーションのジレンマ、などのそれぞれの側面から考察を加えることは可能だが、あの時代のソニーに特有の問題として特に注目すべきなのは、あ

    w2allen
    w2allen 2007/12/30
    引用:あの時代の出井陣営と久夛良木陣営の対立に象徴される「スーツ族とギーク族の軋轢(あつれき)」ではないかと私は考えている。
  • Life is beautiful: Googleの強さはStructured Chaosにあり

    今週号のFortuneの特集記事(原文へのリンク)は、"Chaos by Design"というGoogleのマネージメントスタイルに関する記事。GoogleのBusiness Operationの上級副社長は、Shona Brownという元マッキンゼーの女性。1998年にCompeting on the Edge: Strategy as Structured Chaosというを書き、イノベーションを起こすには、会社を「カオス状態」と「きちんと構造化された状態」の間の "structured chaos"(構造化されたカオス)と呼ぶ状態に置くのが一番良いと説いたのだが、Googleが今ある状態はまさにそれ、というのがこの記事の論点だ。 今考えてみると、Microsoftも、90年代の前半から中盤の、Windows95、IE3.0、IE4.0を出した時期は、まさに"Structured C

  • Life is beautiful: AdSense と アフィリエイトが可能にする「チープ起業」革命

    先日梅田望夫氏と会をする機会をいただいただのだが、彼の話の中で最も興味深かったのが、「『はてな』のビジネスがVC(ベンチャー・キャピタル)から全く資金調達せずに回っている」と言う話である。インターネット・バブルの崩壊後にGoogleYahooが広告収入で黒字化した、というだけで偉いのに、「はてな」のような所が、(自分で広告主を集めるのではなく)Google の AdSense と Amazonアフィリエイトでそれなりの売り上げが上がって、その資金でさらなる開発投資ができてしまうという事実は、私にとっては「目からうろこ」の衝撃であった。 私の知り合いにも、自分のブログに楽天の商品の紹介をちりばめて月180万円もの売り上げを誇るすごい人がおり、私も実験と思い楽天やアマゾンのアフィリエイトに入ってこのブログに少し広告を出してはいる。しかし、私はあくまでその手の広告から得られる収入は「ブロ

  • アーキテクトという職種

    私の父親が40年前に設計した建物が、このたび解体されることになった。自分が設計した建物が、40年もの時を経てその役目を終えて解体される時の気持ちはどんなものなんだろう。 建築家(アーキテクト)の父は、私も建築の道を選ぶことを少しは期待していたとは思うのだが、高校時代に「元祖パソコン少年」としてソフトウェア・エンジニアの道にハマり切ってしまい、その道に突っ走ってしまった私である。 今度は私の息子が大学に進む番だが、数学が得意にも関わらず「ビジネス」を勉強するという。少し裏切られたような気もするが、何よりも人が一番したいことをするのが良いのだろう。私が大学進学のときに、ソフトウェアがあれほど好きだったのにも関わらず父に気を使って建築学部に進学していたら、きっと後悔していたと思う。そんな私を暖かく見守ってくれた父に恩返しをする一番の方法は、同じことを息子達にしてやることではないだろうか。 ちな

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