代表選手の待遇改善を求める日本プロサッカー選手会の清岡哲朗執行役員は28日、日本協会が合宿集合日の27日にワールドカップ(W杯)南アフリカ大会での勝利給増額などを公表して反論したことに対し、「選手の集中を妨げる行為」と不快感を示した。同時に、目前に迫ったアジアカップに集中するため、問題は大会終了まで先送りにしたいとの意向も示した。 協会会見で松田薫二代表チーム部長が「(W杯の予選突破ボーナスと本大会ボーナスを足して)2200万円以上もらった選手もいる」と話したことについても触れ、「上限額をもらったのは一部だけ。我々は決して金の亡者ではない」と再反論した。【安間徹】