毎年、Apple Computerはワールド・ワイド・デベロッパーズ・カンファレンス(WWDC)を開催する。「世界開発者会議」と大仰な訳がついてまわるが、要するに、Mac用ソフトウェアや周辺機器を開発する人々に向けたテクニカルなセミナーで、その内容を知るにはほとんどが機密保持契約を必要とする。メディアにも公開されるキーノートスピーチを除けば、詳細が報道されることはない。 5〜6月の開催が多いが、今回は8月とやや遅め。次期MacOS X(Mac OS 10.5、開発コード名:Leopard)のベータ版に間に合わせるためといわれている。 この公開を前に、これまでのMacOS Xの歩みを同時期のMicrosoftの動きと比較しながら振り返っておこう。 パブリックベータからMacOS X 10.0へ Appleが、初期MacOSを良くも悪くも引きずっていたMacOS 9に変わる次世代OSに、他社製
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