世界のスーパーコンピューターの性能を比べる専門家のプロジェクト「TOP500」は6月17日、最新の世界ランキングを発表し、1位は、中国の国防科学技術大が新たに開発した「天河2号」が入った。計算速度は京の約3.2倍の毎秒3京3862兆回(京は兆の1万倍)。前回3位だった国内最速のスパコン「京」(神戸市)は4位に順位を下げた。 ランキングは半年に一度発表されている。2位は前回1位だった米エネルギー省の「タイタン」、3位は同省の「セコイア」だった。京は理化学研究所と富士通が共同開発し、2011年11月に世界で初めて毎秒1京回を超える計算速度を達成、首位を獲得した。