大野 晋(おおの すすむ、1919年〈大正8年〉8月23日 - 2008年〈平成20年〉7月14日)は、日本の国語学者。文学博士(論文博士・1962年)。学習院大学名誉教授。 上代の仮名遣いや音韻を専門とし、日本人の生活習慣や思考様式まで広く考察した。日本語の起源がタミル語にあるとして反響を呼んだ。著書に『日本語の年輪』(1966年)、『日本語練習帳』(1999年)など。 経歴[編集] 1919年(大正8年)8月23日:東京府東京市深川区(現・東京都江東区)に生まれる。 1932年(昭和7年):東京開成中学校に入学する。 1938年(昭和13年):第一高等学校 (旧制)文科乙類に入学、1941年(昭和16年)卒業[1]。 1943年(昭和18年):東京帝国大学文学部国文学科卒(戦時下で繰上卒業)[1]。徴兵検査を受けたところ、肋膜炎の疑いで「丙種合格」となり、徴兵されなかった。なお、親友の