いい顔、ふやそう。沖宗正明です。 昨夜、「独立心なくして国家なし 吉田 茂の見た夢」を読み終えました。素晴らしい内容でした。独立国の完成を目指して突き進む姿がつづられています。吉田政権は戦争に負けても外交で勝った稀有な例でしょう。確固たる国家観・歴史観を持ち、信念を貫いて、火の玉となって日本を再生させた功労者です。その後に続いた岸 信介、池田隼人、佐藤栄作たちも時代が求めた政治家でした。敗戦という未曾有の国難にときに吉田 茂という政治家を得たことは日本の幸運でした。 作者の北 康利の文章も見事というほかない素晴らしさでした。 この本で知ったエピソードをふたつご紹介します。 1.吉田 茂の孫である、麻生太郎元総理の弟、麻生次郎は学習院大学の課程を3年で修了して4年目の1年間を留学の準備に専念。見事、マサチューセッツ工科大学の大学院に合格しました。しかし、昭和39年3月、卒業前の思い出として出