メールでの質問への応答です(2004.11.13→2004.11.22修正)。 > 震災恐慌への対応で、日本銀行に震災手形をほぼ無条件で再割引させる形で4 > 億3000万円あまりを特別融資を行わせ、というところで再割引ということがど > うもイメージできません。具体的にはどのような状況になるのでしょうか。 まず、手形から説明しておきましょう。 手形とは代金支払いのために用いられるものなのでですが、受験の日本史では、鎌倉~室町時代の経済のところで出てくる場合があります。為替を知っていますよね。手形(割符とよばれる)を使った代金決済の方法、と説明されますが、その手形です。 手形には基本的に為替手形と約束手形とがあるのですが、問題になるのは約束手形なので、そちらだけ説明しておきます。 約束手形は、後日に代金の支払いを約束した証書(→こちらが実物)です。つまり、何カ月かあとに支払うことを約束した