[ワシントン 23日 ロイター] - 世界銀行の事業環境報告で中国のランキングを上げるよう上層部から圧力があったとされる問題で、報告作成に関わった世銀の元高官、シャンタ・デバラジャン氏は23日、当時世銀の最高経営責任者(CEO)だったゲオルギエワ国際通貨基金(IMF)専務理事に関する疑惑に反論した。 ビジネス環境の国別ランキングを示す世銀の年次報告書「ビジネス環境の現状(Doing Business)」の2017年版を巡っては、ゲオルギエワ氏ら当時の上層部が「不当な圧力」をかけていたとする調査報告書が出ている。 現在は米ジョージタウン大学の教授を務めるデバラジャン氏は、調査報告書は「信頼できない」と主張。ツイッターへの一連の投稿で、中国の評価を変更するよう圧力を感じたことは一度もなく、調査報告書をまとめた法律事務所ウィルマーヘイルの長時間の聞き取りに応じた際の自身の発言は半分しか使われなか