GPU(Graphic Processing Unit)の進化はめざましいものがある。PentiumMMXの時代は、プロセッサを強化して音楽からグラフィックまですべてをプロセッサベースで行なうという戦略を打ち立てていたゲイツ氏も(MMXの略がMultiMediaExtentionの略だということからも、そのへんの時代背景を伺い知ることが出来る)、時代の趨勢には敵わない。 プロセッサまわりの進化の速度に比べてバスまわりの進化は遅く、結局のところ3D処理はすべてグラフィックボード内で完結させるような方向性になった。すなわち、グラフィックチップそのものが進化を余儀なくされたわけで、DirectX8/9やOpenGL SL(Shading Language)を見てもわかるように、グラフィックプロセッサはプログラマブルで、超高速の浮動小数演算やらベクタ演算やらを行なう能力を備えている。 ともなれば、