想定外の操作で起こす「キル・スイッチ」 前回はSysRqの仕組みを使ってLinuxカーネルをパニックさせる方法を取り上げた。カーネルをパニックさせたものの、前回取り上げたのは、いわば正規の方法でカーネルをパニックさせる方法だ。今回は、それとは別の方法でカーネルをパニックさせる方法を紹介しよう。 カーネルパニックは正規の方法だけではなく、カーネルが提供している機能を本来想定されていない使い方をすることでも引き起こすことができる。ただし、その手の穴のようなものは、カーネルのバージョンが上がると塞がれる、つまり、操作できないように変更されることも多く、いつまでも使えるわけではない。 キル・スイッチ「パターン2」を実行 では早速、前回とは異なるパターンのキル・スイッチを実行してみよう。以下が作業手順だ。 cat /dev/port うまくいくと、システムがフリーズして操作できなくなる。 実行直前の
![実行してはいけないLinuxコマンド(19) カーネルをパニックさせる「キル・スイッチ」を実行してみる(2)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/53aec28d3efa07d51cd71b4d3b1050738001ebad/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnews.mynavi.jp%2Ftechplus%2Farticle%2Fdont_run_on_linux-19%2Findex_images%2Findex.jpg)