isogeny関連でvelu's formulaというものがあります。 まずは、体についてのおさらいをしておきます。 体Kは標数が0または素数pです。 標数の定義 体Kの乗法の単位元を標数個加算したものが加法の単位元になるということです。 をどれだけ足してもにならない場合は標数0と定義します。 ここでは有限体にしか興味がないので、標数は素数pとなります。 有限体の場合、その体の元の個数は素数べきになります。 qを素数とすると元の個数はのいずれかということになります。 Velu's formulaを簡略化したものを大雑把に言うと次のようになります。 で与えられる体K上の楕円曲線に対して、 楕円曲線の有限部分群Cを考える。 からへの分離可能な同種写像が存在し、それはを満たす。 Cは部分群、は2等分点、はのyの値をマイナス化したものです。 コンピュータで計算する場合は、部分群の全ての有理点の計算