タグ

ブックマーク / m-hiyama.hatenablog.com (7)

  • コンピュータ科学や組み合わせ論を“微分幾何”とみなす:CADGの夢 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    『シン・ゴジラ』は僕のツボにはまったんですよね。コワ面白かった! 最近、もうひとつ「これは面白い!」と思っていることがあります。微分幾何の応用の話です。多くの人が「応用」という言葉から連想する内容とはちょっと違います。微分幾何を換骨奪胎して、その枠組を、微分とも幾何ともまったく無関係と思える分野にも適用するのです。 「微分とも幾何ともまったく無関係と思える分野」には、コンピュータ科学や組み合わせ論が含まれます。これには驚きました。好奇心を刺激されて、しばらく猿になって調べまくってました。 調べても理解できないことがたくさんあるので、断片的で中途半端な知識を推測(妄想?)でつなぎ合わせるという手法(いつものやり口)で語ってみます。圏と多様体の定義くらいは仮定しますが、それ以外の知識は要求しないオハナシ調です。 内容: リソース計算が微分計算だってぇぇ?! 微分の計算が出来る圏 組み合せ論とデ

    コンピュータ科学や組み合わせ論を“微分幾何”とみなす:CADGの夢 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)
  • ド・ラーム・コホモロジーとホッジ分解のオモチャ (1/2) - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    技術者・プログラマが、ド・ラーム理論〈de Rham theory〉やホッジ理論〈Hodge theory〉を必要とすることなんてあるのか? ほとんどないとは思うのですが、「稀にはある」というのはどうも事実のようです。 なので、そのテの話をします。簡単なオモチャ〈toy model〉に関して、ド・ラーム・コホモロジーと調和形式によるその表示を、線形代数の技法だけで定式化します。その際、多様体や微積分の知識は仮定しませんし、使いもしません。ただし、背景や周辺のオハナシではいろんな概念が登場します、オハナシとして。 今回・前編(1/2)と次回・後編(2/2)の2回に分けて書きます。「ド・ラーム・コホモロジーとホッジ分解のオモチャ」の中核となる有限次元線形代数の議論は次回に行います。今回は、全体像や周辺知識、準備的な項目についてウダウダ述べます。 内容: 予備知識は線形代数だけ 背景のオハナシ(

  • 「確率変数」の正体は米田埋め込み - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    確率変数(random variable, stochastic variable)という言葉の意味が分からない! と何度か書いています。 2015-05-26 「確率変数」と言うのはやめよう 2015-05-27 「分布、測度、密度」は同じか違うか 2015-06-17 まだ「確率変数」が分からない 結局分からないままでした。「慣れ」の問題かも? と思ったこともあります。 2015-05-28 「慣れれば分かる」問題 慣れることも出来ませんでした。 最近、「これなら納得できるかな」という解釈に出会いました。 [追記 date="翌日"]最後に分かりやすいマトメを付けました。[/追記] 内容: 「確率変数」はなぜ分からないのか アレックス・シンプソンのアイディア 「確率変数」の2つの用法 確率空間と圏Prob 測度論的確率変数 曖昧な確率変数 前層と米田埋め込み 米田埋め込みとしての確率変

    「確率変数」の正体は米田埋め込み - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)
  • 代数と余代数、クラスと余クラス - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    「代数」という言葉は様々な意味で用いられます。ここでは、余代数とペアにして語られるアレのことです。と言っても何だかよく分からんでしょうから以下で説明します。代数・余代数の定義には圏論を使うのが普通ですが、ここでは圏論なしでいきます。クラス・余クラスは、代数・余代数を裏返しただけで事実上同じものです。 内容: 演算と代数 代数の指標とモデル 余演算と余代数 余代数の隠蔽指標 クラスと余クラス 演算と代数 Aをなんらかの集合だとして、f:A×A→A という関数(写像)をA上の二項演算と呼びます。A = Integer(整数の集合)のとき、足し算や掛け算は二項演算となります。add:Integer×Integer→Integer、mult:Integer×Integer→Integer とかですね。 二項だけでなく、三項や一項の演算もあります。三項演算というと、プログラマの人は、(- ? - :

    代数と余代数、クラスと余クラス - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)
  • デイヴィッド・スピヴァックはデータベース界の革命児か -- 関手的データモデル - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    最近、「おおおー、これは凄い、すんばらしい!」と思ったことがあるので、それについて書きます。 最初に言葉についてのお断り; "categorical"の訳語をどうしようか? と。片仮名で「カテゴリカル」が無難ですが、漢字で書きたい。「圏論的」が落ち着きがいいようですが、必ずしも「論」の意味を含まないときもあります。そこで、以下、「圏的」を使います。 [追記 date="2013-02-12"]入門的解説を書きました。→「衝撃的なデータベース理論・関手的データモデル 入門」[/追記] スピヴァックと関手的データモデル デイヴィッド・スピヴァック(David I. Spivak, http://math.mit.edu/~dspivak/)は、MITの研究者です。 彼は圏的情報学(categorical informatics)を提唱しています*1。圏的情報学の中心的な概念が関手的データモデル

    デイヴィッド・スピヴァックはデータベース界の革命児か -- 関手的データモデル - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)
  • try-catchの双対となる構造 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    envコマンドの話 Unix/Linuxにenvというコマンドがあります。何も引数を付けないで実行すると環境変数を表示しますが、表示には専用のコマンドprintenvがあります。env特有の機能は、環境変数を一時的に変更してからコマンドを実行できることです。この変更は一時的で、envによるコマンド実行が終わるともとの環境に戻ります。 例えば、UTF-8の日語環境でmanコマンドを実行するには、env LANG=ja_JP.utf-8 man ls とします。逆に、日語環境でdateの英語表示を得たいなら、env LANG=en date とします。 $ echo $LANG ja_JP.utf-8 $ date 2011年 9月 20日 火曜日 17:31:13 JST $ env LANG=en date Tue Sep 20 17:31:23 JST 2011 $ echo $LA

    try-catchの双対となる構造 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)
  • プログラマのための「ゲーデルの不完全性定理」(1) - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    「プログラマのためのJavaScript」の番外シリーズ -- いやっ、ホントに。 これはシリーズのハブエントリーです。番号を(0じゃなくて)1にしたのは、全体目次だけじゃなくて内容が含まれるから。 ※ 印刷時にはサイドバーは消えるはずです、お試しください。 シリーズ全体目次(予定) (この記事;総論) 速攻速習編 自己適用からゲーデル化へ 「展望」への緊急パッチ(オハナシだよ) Reflective JavaScript 停止問題の構造 不完全性定理の構造 今回の内容: ゲーデルの不完全性定理とプログラミング ゲーデルが示したこと 不完全性定理の兄弟 -- 停止問題 JavaScript使うんだもんね 関連する記事(参考) 次の記事 速攻速習編 ●ゲーデルの不完全性定理とプログラミング 「ゲーデル」(人名;Kurt Godel、'o'の上に点々が付いてる)や彼の「不完全性定理」とかって、

    プログラマのための「ゲーデルの不完全性定理」(1) - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)
  • 1