三菱重工業株式会社(本社:東京都港区、社長:宮永俊一、以下、三菱重工)と株式会社ネクス(本社:岩手県花巻市、社長:秋山司、以下、ネクス)は、業界で初めて電力線通信(Power-Line Communication:PLC)を用いてロボットの省配線化に成功し、実用化に着手しました。これにより、ロボットアームに這わせていた太い電力・信号線を省いて、ロボットの操作性の飛躍的改善を実現します。 今回の省配線化は、三菱重工が製作したロボットに、ネクスが開発した高速信号伝送デバイスを組み合わせ、さらに、電力を伝送しながら外部雑音の影響や信号の歪みを抑制する新技術を両社共同で開発することにより実現しました。 ファクトリー・オートメーションや災害収束支援などに用いられるロボットは、その先端にハンドやセンサー、カメラなどの各種工具が接続されていますが、これらを遠隔操作するためには、先端工具に必要な電力を供給