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ブックマーク / www.u-tokyo.ac.jp (5)

  • 人類はいかにして島に渡ったか | 東京大学

    テスト航海で与那国島から西表島を目指す2艘の草束舟。国立科学博物館「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」より。撮影:海部陽介(2016年7月11日) © 2020 海部陽介 東京大学大学院理学系研究科の井原泰雄講師、国立民族学博物館の池谷和信教授、野林厚志教授、国立科学博物館の海部陽介研究グループ長(現、東京大学総合研究博物館)は、更新世の人類による島しょ進出について分析し、偶然の漂流により10人程度のグループが島に渡ったとすれば、その子孫が集団として持続した可能性があることを示しました。 後期更新世の人類は海を渡り、日の琉球列島のような島々に進出しました。意図的な移住だったとすれば、当時の人類の優れた航海技術がうかがえますが、移住が偶然の漂流の結果だった可能性も排除できません。偶然の漂流とすれば、その子孫が人口を維持するために何人の漂着者が必要だったのか、長年答えのない議論が続いてき

    人類はいかにして島に渡ったか | 東京大学
  • 『日本人は集団主義的』という通説は誤り | 東京大学

    1.タイトル: 「日人は集団主義的」という通説は誤り 2.発表概要: 日人論では、長らく「日人は集団主義的だ」と言われてきた。現在では、「集団主義」は、「日人」の基的なイメージになっている。 ところが、この通説が事実なのかどうかを確認するために、心理学、言語学経済学教育学などにおける実証的な研究を調べたところ、日人は、欧米人より集団主義的だとは言えないことが明らかになった。また、「日人は集団主義的だ」と広く信じられているという現状は、人間の思考を歪める心理的なバイアスによって作りだされたものであることも明らかになった。 3.発表内容: 日人論(あるいは、日文化論)では、「個人主義的な欧米人と比べると、日人は集団主義的だ」と言われてきた。「集団主義的な日人」は、日人自身にとっての最もポピュラーな自画像であるだけでなく、現在では、外国人にとっても「日人」の基的な

  • 腎臓の働きを改善する遺伝子「AIM」でネコの寿命が2倍に!? | 広報誌「淡青」37号より | 東京大学

    AIMの構造 IMはシステイン(アミノ酸の一種)を多く有するSRCRというドメインを3 つ持つ、約40kDaの血中タンパク質である。通常血中では、巨大なIgM(免疫グロブリンM)五量体に結合して存在しており、尿中には移行しない。 1986年に東京大学医学部を卒業した宮﨑先生は、東京都小平市の病院で働いていた研修医時代、ふと手にした専門誌で、当時日で初めて遺伝子組み替えマウスを作った熊大学の山村研一先生のことを知り、「とにかくこの先生のところに勉強しに行くしかない」と思い立ちます。その後免疫学の研究をさらに深めるためフランスとスイスに留学しました。スイスでは、名門バーゼル免疫学研究所で新しい遺伝子を発見。白血球の一種であるマクロファージを死ににくくする働きがあることを試験管で確認し、apoptosis inhibitor of macrophageの頭文字を取って自らAIMと名付けました

    腎臓の働きを改善する遺伝子「AIM」でネコの寿命が2倍に!? | 広報誌「淡青」37号より | 東京大学
    y-yosuke
    y-yosuke 2018/10/09
  • 「頭皮に電子回路をとりつけ脳をアシスト」(東京大学大学院情報理工学系研究科) - [東京大学[広報・情報公開]記者発表一覧

    平成26年7月22日 東京大学大学院情報理工学系研究科 1. 発表者: 眞溪 歩(またに あゆむ)(東京大学大学院情報理工学系研究科システム情報学専攻 准教授) 2.発表のポイント: ◆人間の脳機能を外から操作できる電子回路を開発した。 ◆開発した電子回路を頭皮上に取り付けて行った課題の反応時間が、電子回路を取り付けなかった場合に比べて有意に速かった。 ◆脳機能を操作できる電子回路は、将来的に望ましい脳活動は伸ばし、望ましくない脳活動は抑えることに利用できると期待される。 3. 発表概要: 東京大学大学院情報理工学系研究科の眞溪歩准教授らは、電気信号のやりとりによって人間の脳と協調動作する電子回路を開発しました。 神経細胞はその興奮と抑制によって脳機能を担っています。興奮するかしないかは膜電位(神経細胞内外の電圧)が決定しますが、膜電位はシナプスを電源とする電流が決定します。この電流は細胞

    「頭皮に電子回路をとりつけ脳をアシスト」(東京大学大学院情報理工学系研究科) - [東京大学[広報・情報公開]記者発表一覧
  • 生物時計が温度によらずに24時間周期を刻む謎を理論的に解明 - 東京大学 [広報・情報公開] 記者発表一覧

    平成24年5月8日 東京大学大学院総合文化研究科 1.発表者: 畠山哲央(東京大学大学院総合文化研究科博士課程学生) 金子邦彦(同研究科 広域科学専攻 教授/複雑系生命システム研究センター教授 センター長) 2.発表の概要: 生物がその体内に24時間程度の周期の時計を持っていることはよく知られています。これは概日リズム[注1]といわれています。生体内ではこのリズムは化学反応で作られています。化学反応は一般に温度が高くなると急激にスピードが増すので、その場合、周期はどんどん速くなるはずです。にもかかわらず生物時計の周期は温度を変えてもあまり変わりません。では生物は何か特別な仕組みを使っているのでしょうか。最近、生体内の複雑な過程を使わずに試験管内に数種のタンパク質を入れただけでも、こうした一定の周期が出ることが見出され、謎はますます深まりました。東京大学大学院総合文化研究科の畠山哲央 博士課

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