充実するヘリ空母、しかしそれにより加速してしまう「海上自衛隊の課題」 まもなく就役する見込みの「かが」、そして2015年に就役した「いずも」の2隻、「いずも型」のヘリ空母は、ひとまわり小さな「ひゅうが型」にくらべ集中治療室や手術室、病床といった治療施設、トラックなどの搭載能力が充実しています。このたび、洋上における医療、物資輸送の拠点としても能力が高い「いずも型」が2隻になることによって、1隻が長期のドック入りをしていたとしても、常に片方を派遣できるため、災害に対する備えも向上することになるでしょう。 さらに、「ひゅうが型」は飛行甲板上に設けられた5か所の離発着スポットのうち、垂直離着陸機のMV-22「オスプレイ」は、最後部の「5番」しか使うことができませんでした。しかし「いずも型」ではそのほかのスポットも利用でき、「オスプレイ」の同時離発着も可能。本格的な「ヘリ空母」としての能力に優れま
昭和の時代に到来した日本の高度発展期は、先人のさまざまな技術や知識によって支えられてきました。そんな当時の風景や技術の姿を克明に捉えた映像のアーカイブを進め、インターネットで公開しているサイト「科学映像館」では、2016年12月時点で800本以上の貴重な映像を誰でも見ることができるようになっています。 科学映像館 http://www.kagakueizo.org/ このサイトは、NPO法人「科学映像館を支える会」によって運営されているもので、技術や知識を収めた貴重なフィルム映像、いわゆる「科学映画」をデジタル化して一般に公開するという取り組みが進められています。 収められている映像のジャンルは、「教育」「自然」「動物」といったものから、「医学・医療」「食品科学」「工業・産業」、そして「農業・漁業・暮らし」など多岐にわたります。それぞれのジャンルごとに、今ではもう見られなくなった昔の姿がフ
ドローンやラジコンは、すでに完成された製品を購入するのが一般的ですが、モジュラー形式で自由自在に組み立てられる「Airblock」が登場しました。プロペラをさまざまな方向に組み合わせることで、飛行するドローンや地上走行可能なホバークラフトなどに変形させることができます。 Airblock: The Modular and Programmable Starter Drone by Makeblock — Kickstarter https://www.kickstarter.com/projects/1818505613/airblock-the-modular-and-programmable-starter-dron/ Airblockがどのような製品かは以下のムービーから確認できます。 空中を飛んでいる円形のドローンがAirblockです。 上から見ると、6つのプロペラが付いているの
2016年8月に、ヘリ空母「かが」が初公試を実施。まもなく海上自衛隊の「ヘリ空母」が4隻体制になります。これは日本の防衛、そして災害対策にとって大きな意味があるものですが、それにより「別の課題」が浮き彫りになりつつあるようです。 海上自衛隊で4隻目の「ヘリ空母」、そこにある意味 2016年8月2日(火)、海上自衛隊の新鋭ヘリコプター搭載護衛艦「かが」が、初公試を実施しました。 「公試」とは、艦の建造および進水、そして必要な装備品を搭載する艤装作業を行ったのちに実施される性能評価試験であり、今回、「かが」は生まれの地である横浜市磯子区のジャパンマリンユナイテッドの岸壁からはじめて出港しました。「かが」は今年度末に海上自衛隊へ就役し実働体制に入る予定で、完成まで秒読み段階といえます。 横浜市のジャパンマリンユナイテッドで艤装中の護衛艦「かが」(関 賢太郎撮影)。 「かが」は、海上自衛隊で最大の
ノルウェー沖で、奇妙なクレーターが発見された。(PHOTOGRAPH BY FREDRIK NAUMANN, PANOS) 北欧ノルウェー沖のバレンツ海で、天然ガスの爆発によってできたとみられる複数の巨大クレーターが見つかった。ノルウェー北極大学の研究チームはこの発表に伴い、魔の海域として知られる「バミューダ・トライアングル」の謎も同じ理由で説明がつくかもしれないと示唆し、物議をかもしている。 クレーターの大きさは、最大のもので直径800メートル、深さは45メートル。海底の堆積物に閉じ込められていた天然ガスのメタンが爆発したことによってできたと考えられている。(参考記事:「シベリアで巨大クレーター続々、成因に新説」) 研究チームは、このような急激なガスの放出は船舶にも危険であるとし、マイアミ、バミューダ、プエルトリコを結ぶ海域「バミューダ・トライアングル」で船や飛行機が行方不明になる現象も
「ひゅうが型」「いずも型」によって来年にも、日本の空母は4隻体制になります。空母が4隻あること、また2タイプあること。これは何を意味するのでしょうか。そして戦闘機搭載も議論される日本の空母は今後、どうなっていくのでしょうか。 日本の空母が4隻になる意味 2015年10月に実施された、海上自衛隊の観艦式。3年に一度行われるこの海自最大のイベントにおいて今回、最大の目玉となったのが新鋭護衛艦「いずも」の初登場でした。 今年3月に就役、観艦式初参加となった海自最大の護衛艦「いずも」。ヘリコプター航空母艦として多用途の活躍が期待される(2015年10月、関 賢太郎撮影)。 「いずも」は今年3月に就役したばかりの、全通飛行甲板を持つ航空母艦です。海上自衛隊の航空母艦としては、「ひゅうが型」の「ひゅうが」「いせ」に続く3艦目。そして「いずも」は「ひゅうが型」に比べてひと回り大きく、自衛隊最大の艦艇でも
鹿児島県鹿屋市の海上自衛隊鹿屋航空基地史料館の屋外にある「二式大型飛行艇」の保存整備作業が終了し、22日、一般公開が再開された。 1942年に旧日本海軍が導入した飛行艇で、乗員10人。水面に離着水し、最大速度は時速453キロ、最大航続距離は約7200キロと、当時、世界最高水準の性能を誇っていたという。167機が製造され、偵察や輸送に使われた。 現存するのはこの1機のみ。香川県の旧海軍基地にあった機体を米海軍が持ち帰って調査。79年に返還され、船の科学館(東京)で展示後、2004年に史料館に移された。雨漏りや塗装の剥がれがあり、7月末から修復作業に入っていた。 再公開を前に21日、非公開の機内も含め、報道陣に公開された。外観は鮮やかな緑色と銀色で塗り分けられている一方、機内は操縦席や機器類の傷みが進んでいる部分も多かった。 松永幸雄館長(64)は「3か月間、足場が組まれ、機体を見ることができ
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