東レは軽量な炭素繊維多孔質材料「以下、CFRF(Carbon Fiber Reinforced Foam)※1」をコア材とし、力学特性に優れる熱硬化性プリプレグ※2をスキン材としたサンドイッチ構造体を有する炭素繊維複合材料(以下、「CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)」)製モビリティ部材の高速一体成形技術を開発したことを発表した。自動車ルーフをモチーフに作製したCFRP製モビリティ部材において、従来のオートクレーブ成形と比べて成形速度10倍という高速一体成形がを達成。またスチール製モビリティ部材と比べて50%の軽量化を実現している。 開発の背景 ウレタンフォームなどの発泡体をコア材とし、熱硬化性プリプレグをスキン材としたCFRP製部材のサンドイッチ構造体は、軽量性と剛性を両立する構造として、航空機、自動車、船舶、インフラなど大型のパネル部材を中心に幅
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