10月13日、三菱UFJフィナンシャル・グループは、米銀大手モルガンスタンレーに対する出資条件を変更し、取得株式をすべて優先株にすると発表。写真は昨年2月、東京で(2008年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) [東京 13日 ロイター] 三菱UFJフィナンシャル・グループ8306.Tは13日、米銀大手モルガンスタンレーMS.Nに対する出資条件を変更し、取得株式をすべて優先株にすると発表した。実質的に議決権比率の21%を保有することや、90億ドルの出資額自体は変更しない。 三菱UFJはモルガンと先月、モルガンの普通株30億ドルと優先株60億ドルを引き受けることで合意していたが、14日の払込日を前にモルガンの株価が急落。10日の株価は9.68ドルと1株当たりの取得価格25.25ドルの半分以下にまで下落したため、1500億円以上の損失計上の危機に直面していた。 新しい出資のスキームは、転