ここでは、プロバイダのサーバーなどにユーザレベルでGaucheを インストールする際の注意点を挙げておきます。ユーザはサーバーに ログインしてシェルが使えるものとします。 また、そのサーバでの基本的なCGIのセットアップは出来るものとします。 1. ライブラリのチェック まず、サーバーに必要なライブラリがあるかどうかを調べます。 Gauche本体は最低限のライブラリさえあればビルドできますが、 CGIとして使いたい場合、次のようなライブラリが入っていることが 望ましいでしょう。 iconvライブラリ。Gaucheの文字コード変換モジュールはこの ライブラリを使っています。 (但し、Gauche-0.5.6から、日本語の文字コード(EUC-JP, Shift JIS, ISO2022JP, UTF8)間の変換はiconvを使わずに処理できるように なりました。日本語だけを考えるならiconv