κeenです。雰囲気でシェルを使ってる人が多いとのことだったので少しばかり込み入った知識を。 あと一応POSIX準拠かどうかも気にしながらやっていきます。 基礎知識編 シェルの種類 まず、POSIXにシェルが定義されています。 これに最低限の機能で準拠しているものをPOSIXシェルと呼ぶことにします。いわゆる/bin/shです。具体的な実装はbsh、ash、dashあたりでしょうか。 最低限の機能以上に色々拡張されているシェルを拡張POSIXシェルと呼ぶことにします。具体的な実装はbash、zsh、kshなどでしょうか。 ここでは触れませんがPOSIX準拠でないシェルも存在してcshやtcshなどのシェルがあります。あと確か最近話題のfishも違ったような。 さて、1つ問題になるのは普段使いのコマンドラインはおおむね拡張POSIXシェルでしょうが、サーバで使うシェルやデプロイスクリプトで呼
Friday I/O 株式会社ワムウでは、毎週金曜日は 興味がある事柄に取り組み、その成果を何らかの形でアウトプットする日 としています。 はじめに Dockerを使用した開発では docke-run , docker-compose run のようなコマンドと引数の数が複雑になりがちです。 そのために皆さん都度ラッパースクリプトを記述し解決を図ることでしょう。 しかし時間が経った後に、そのスクリプトを走らせようとした時はしばしばラッパースクリプトのサブコマンドを忘れていたりするものです。 Usage を丁寧に記述することで、この問題は解決することにはなりますが Usageを都度メンテナンスする必要がある という別の問題が発生します。 これらの問題を解決するために シェルスクリプトを自己文章化する という解決策を提示します。 実現方法 下記のように Usage をファイルの先頭にまとめて記
シェルスクリプトの中で、スペース区切りもしくはタブ区切りのレコードを扱うことがよくあると思います。 たとえば、前回のエントリ「AWS CLIとjqを使って、AWSのELBボリュームがアタッチされているEC2インスタンス名を出力するワンライナーを書いた - 双六工場日誌」のスクリプトの出力は以下のようになります。 i-ec56a9f5 vol-07d00601 servername i-ec56a9f5 vol-8f550991 servername このようなレコードの特定の列を取り出して、処理する際にどうするのが効率的か、というのがこのエントリのお題です。 非常に古い話題なので、昔からシェルスクリプトを書いている人には自明な話ではありますが、最近、シェルの標準機能の話を聞く機会がなく、失われつつある技術になってきている気がしているので、改めて確認ということで。 例として挙げたレコードから
Bashのスクリプト内で {} や () や [] などの記号の意味。 詳細はここの記事に出ている。 http://stackoverflow.com/questions/2188199/how-to-use-double-or-single-bracket-parentheses-curly-braces http://mywiki.wooledge.org/BashFAQ/031 bracket [] の意味 []はtestコマンドの略式。 if文の引数で使う事が多い。
$ mkdir /very/_very/Very-long/directory_name/20170915 なんて操作をしたあと、そのディレクトリにcdしたい場合ってまれによくありますよね。 どんなやり方があるか考えてみました。 1. コピペする そのまんまですが、これをやりたくなくてこの blog を書いてます。 2. TAB 補完で頑張る これも無いわけではないですが、間違えたりすることを考えると正直あんまりやりたくないです。 3. 上矢印キーで前コマンドを呼び出し、右矢印キーで先頭に戻ってmkdirをcdに書き直す よく見る方法ですが、もうすこし少ない手数でできないでしょうか。 4. 上矢印キーで前コマンドを呼び出し、Ctrl-Aで先頭に戻ってCtrl-Dx5 のあとにcd BASH のキーバインドはデフォルトだと emacs モードなので、このやり方が出来ます。 でもまだちょっと手
以前、bashスクリプトをテストする仕事に取り組んだことがあります。最初、Pythonユニットテストを使うことにしましたが、プロジェクトに外部技術を持ち込むのは気が進みませんでした。そこで、仕方なく、悪名高い bash で書かれたテスト用フレームワークを使いました。 既存ソリューションの概要 手に入るソリューションを探してGoogle検索しましたが、選択肢はほんの少ししかありませんでした。そのうちいくつかについて、詳しく見ていきましょう。 重要になるのは、どんな基準でしょうか? 依存関係: bass のテスト用フレームワークを選ぶときに、 python 、 lua などのシステムパッケージも一緒に引きずり込むのは嫌ですね。 インストールの難しさ:継続的な開発の実装とTravis CIでの継続的な統合も仕事の1つだったので、私にとってインストールにかかる時間と手間数が妥当だということは、重要
はじめに bashシェルスクリプトの記述の仕方に関するメモ書きです。 ファイル入出力やパイプライン処理を中心に シェルが得意なのはファイル入出力やパイプライン処理なので、複雑な構文はできるだけ使わず、これらの使用を中心としたコードを書きます。 PATH コマンドごとにフルパスを変数に格納するなどは手間なので、必要な環境変数$PATHをexportしておきます。 それでも必要な場合はフルパスを変数に格納しておきます。 標準出力、標準エラー出力のリダイレクト 標準出力(1)、標準エラー出力(2)はデフォルトは画面になっています。 それ以外にエラーメッセージを定義する場合、標準エラー出力(2)にリダイレクトします。
Bash on Windowsが強化、Linux版のJavaやGo、PostgreSQLなどもWindowsで実行可能に。3月リリースのWindows 10 Creators Updateで マイクロソフトは来月(2017年3月)登場予定のWindows 10の大型アップデート「Windows 10 Creators Update」で、Windowsに取り込んだLinux機能の「Bash on Ubuntu on Windows」とその背後にある「Windows Subsystem for Linux」(以下、両者をまとめて「Bash on Windows」に省略)の強化を行い、これまで実行が困難だったLinux版のJavaやPostgreSQLなども実行可能になることを、2月8日(日本時間2月9日未明)のイベント「Windows Developer Day - Creators Upda
本記事が切っ掛けとなってお声がけを頂き、本記事の増補リファイン版となる記事をSoftwareDesign 2018年1月号のシェルスクリプト特集第2章として執筆しました。リファイン版には、この記事で触れていない文法面での分かりにくさについての解説が含まれています。その文法面での分かりにくさの解説の一部に相当する記事もありますので、ぜひそちらも併せてご覧下さい。 Shell Script Advent Calendarをご覧の皆様、図々しくも5日目に続く2度目のエントリーのPiroです。 前回は自作のBashスクリプト製Twitterクライアントをネタに実装を解説しましたが、今日は他の言語で多少のプログラミング経験はあるんだけど、どうにもシェルスクリプトは苦手だ……という人のための、シェルスクリプトによるプログラミングの勘所を解説してみようと思います。多分、プログラミング入門レベルの人や上級
「シェルスクリプトって冪等性ないじゃないですか」 そんなことをよく耳にします。しかし、if文を入れるだけで簡単に冪等性を担保したシェルスクリプトを書くことができます。 今回は、私が使う条件式を紹介します。基本的な形式なものなので、組み合わせると幅が広がりますよっ! ファイル/フォルダ関係 ファイルの存在確認 -e 'ファイル名'で「ファイル名」が存在しているかチェックします。 if [ -e 'ファイル名' ]; then # ファイル/フォルダが存在していれば、ファイル/フォルダを削除するなど rm ファイル名 fi
bash のbrace 展開で文字列を置換する 文字の置換は、bashはとても楽ちんである。 NAME=www.example.com echo ${NAME//./_} # www_example.com echo ${NAME//./_} # www_example_com これをもう少し掘り下げる。 bash でファイル名から拡張子を取出す方法 ファイル名から拡張子を取出すのはカンタンでした。 path=/etc/apache2/httpd.conf extension=${path##*.} #=> conf 魔法の記述方法 ${varname##*.} を使うと 手軽に拡張子を取得できる。 拡張子を書き換える方法 拡張子を書き換えるには、変数の書き換えを使えば直ぐ出来る。 f_name=httpd.conf txt_name=${f_name/.*/.txt} #=> httpd
UNIXやMacを使用しているユーザーならば誰でも一度はシェルスクリプトを作成した経験があると思います。どんな環境でも使い回せるポータビリティの高さが魅力ですが、プログラミング言語としてみると独特な部分が多く、なんとなく苦手意識を持っている方も多いかもしれません。 本日紹介する「Bash Infinity Framework」はそんなシェルスクリプトの概念を完全に変えてしまうBash用のフレームワークです。 モジュラーかつ軽量で、C#やJava、JavaScriptといった他の言語のコンセプトを取り入れ、プラグ&プレイで必要な機能だけを追加していける特徴を持っています。 主な特徴は以下の通りです: 自動エラーハンドリング 名前付きパラメータ($1、$2ではなくて) 配列とマップをパラメータとして引き渡せる try-catchの実装 独自例外のthrow キーワードのインポート 出力を改善す
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