Googleの親会社Alphabetは、社内の財務業務をOracleからSAPのソフトウエアに切り替える計画だという。CNBCが米国時間4月5日に報じた。このニュースは、偶然にも米連邦最高裁判所がOracleとGoogleの10年にわたる訴訟の最終判決を言い渡し、Googleが勝訴した日に報じられた。 Java APIをめぐる10年間の法廷闘争に決着はついたが、GoogleとOracleは他の分野でも競争を繰り広げている。両社ともに、クラウドコンピューティング市場でのシェアを拡大するべく、エンタープライズ顧客の取り込みに精力的だ。とりわけ、ハイブリッドクラウドやマルチクラウドを必要とする企業や、オンプレミスのワークロードをクラウドに移行しようとしている企業に目を向けている。 CNBCによると、Oracleは長年、同社のデータベースソフトウェアを「Google Cloud」向けに認定すること