念願の子供を授かった瞬間は、多くの親がジーンとくるものだ。だが、もしそのときあなたが40歳を超えていたならば要注意。産声を聞いたその瞬間、あなたは教育資金と住宅資金、さらに老後資金という重荷に短期間で対処する必要があるからだ。 東京の私立大なら年100万円超が吹っ飛ぶ 「果たして老後を乗り切れるのか」。愛知県に住む男性会社員、佐々木健次郎さん(仮名、53)は気が気でない日々を過ごしている。小学校4年生の息子がおり、60歳で定年を迎えてもなお高校生だからだ。 電力会社系の設備会社に勤め、現状の年収は800万円程度。比較的安定している会社で、60歳定年後も同じ会社で勤められる見通しだが、年収は300万円減り500万円になりそうだ。 半面、教育費用はかさむ一方だ。中部地方は関東や関西などに比べ名門の公立高校なども多く、授業料は多くかからない見通し。それでも「東京の私立大学に行くことになれば、授業