総選挙前日のNHK番組に感じた「不自然さ」と「違和感」 先週末に成城大学を会場として行われた日本マス・コミュニケーション学会(マスコミ学会)では、急に行われて自民党の圧勝という結果になった衆議院選挙が多くの研究者たちの話題になった。 そのなかで何人かの研究者が悪い意味で話題に上った選挙関連番組がある。 それは10月21日(土)午後9時からNHK総合テレビで放送された 「衆院選特集『党首奮戦〜密着 12日間の熱戦〜』という1時間10分間の番組だ。 研究者になる前はテレビ局で働いた経験がある大学教授たちが首をひねっていた。「投票の前日にあそこまで各党の露出で差があっていいものか?」「もし民放だったら、と考えるとアウトだ。放送できない」「公共放送としてのあり方をNHKはどう考えているのだろう?」。日頃、メディアを研究し、新聞やテレビなどの報道をチェックしている人たちが違和感を持った放送だったこと
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