すい臓がんのため18日に87歳で亡くなった、米連邦最高裁のルース・ベイダー・ギンズバーグ判事は、女性の権利や公民権、法治主義などのために長年、情熱的に闘った慧眼(けいがん)の人だった。 深刻なテーマに真剣に取り組みつつも、その発言はしばしばユーモアで彩られていた。人気ラッパー「ノトーリアス(悪名高い)BIG」をもじった「ノトーリアスRBG」が自分の愛称として広まると、判事はこれを面白がって受け入れた。自分とラッパーには「2人ともニューヨーク・ブルックリンで生まれ育った」共通点があると指摘しながら。