そもそも、ナニーの皆さんはこちらが申し訳なくなるぐらいありがたい存在である。彼女たちは自分が働けるときは幼児や高齢者など“非生産者”の面倒をみてくれて、働けなくなると、年金や福祉の受給者として日本の若者に面倒見てもらうわけでもなく、本国にお帰りになる。これらヘルパーの仕事は日本国内でやりたがる人が少ないため国内の雇用をクラウドアウトせず、増大する高齢者福祉費用の低減にも寄与するだろう。 海外から来てくれるナニーはあなたの愛妻を少し怠け者にするかもしれないが、その普及は女性の社会進出促進を助け、育児負担を減らし、潜在的には少子高齢化や複数の社会問題への有効な解決策のひとつになるだろう。 しかし、たぶん“お手伝い移民“は日本に来ない これだけお手伝いさん移民のよさについて議論してきたのに、最後は「どうせ彼女たちは日本にこない」という終わり方にするのはたいへん心苦しい。しかしながら彼女たちが日本