子供を性的対象にした漫画などを規制するための東京都青少年健全育成条例改正をめぐり、都議会民主党などが都に改正案の撤回を求めたことについて、石原慎太郎知事は1日の都議会後、報道陣に「ナンセンス。目的は間違っていない。文言を変えればいい」と、撤回の意志がないことを改めて明言した。 民主が撤回しない場合は改正案を否決する方針を示したことにも、石原知事は「否決したらいい。つくり直せばいいんだから。7、8歳の女の子をセックスの対象にする漫画を子供の目に触れさせないようにすることがなぜいけないのか」と怒り、「逆に本会議で質問してやる」と述べた。 改正案をめぐっては、共産も民主に同調するとみられ、改正案は6月議会で反対多数により否決される公算が大きくなっている。