「ワケあって おちんちんがハレちゃった或る馬の、数奇な運命。」 この強烈なキャッチコピーが目を引くドキュメンタリー映画『祭の馬』が、12月14日(土)よりシアター・イメージフォーラムで公開される。 福島県南相馬市。ここで余生を送っていた元競走馬のミラーズクエストは、11年3月11日、津波に襲われる。奇跡的に生還するものの、けがをした“おちんちん”にはばい菌が入り、大きくハレたまま元に戻らなくなってしまう。 その後、ミラーズクエストら被災した馬たちは相馬から北海道日高へ、そして伝統行事「野馬追」が行われる夏の相馬に戻る。カメラは、約1年半に渡って彼らの旅を追いかけ、とんでもない時代に生まれてしまったミラーズクエストたちの運命を映し出す。 監督は『花と兵隊』の松林要樹(=上写真)。松林監督は、震災直後の人々の様子を捉えた『相馬看花 第一部 奪われた土地の記憶』を12年5月に公開。『祭の馬』はそ