コメ作付け再開案否決 南相馬市農業再生協 来年産米の作付け方針を決める南相馬市地域農業再生協議会(会長・桜井勝延市長)が17日、市内で開かれ、東京電力福島第1原発の20キロ圏外で通常の作付け再開を目指す市と農協の方針が、反対多数で否決された。作付けの自粛により東電の賠償金を受けられる制度の継続を求める声が多く、これを盛り込んだ修正案が承認された。 農林水産省は、本年産は国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超えるコメが確認されていないため、20キロ圏外では通常の作付けに戻す方針を示している。賠償金の適用は国の決定事項のため、協議会の意向通りになるかは不透明だ。 協議会には市や農協、土地改良区の代表ら18人が出席。2013年のコメから基準値を超すコメが出た原因が解明されておらず、農地除染も遅れていることから「農家の作付けへの不安が消えていない」(鶴蒔清一・市農業委員会会長)との
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