イタリアといえば、ローマやミラノにフィレンツェなどの有名な都市を回る人も多いけれど、イタリアには知られざる風光明媚な景色、美しい街、秘境のような場所が数多く存在する。 その中のうちのひとつ、イタリア中部のオルヴィエート近郊にある「滅び行く街」、チビタ・ディ・バニョレッジョ(Civita di Bagnoregio)。 2013年の3月、世界一周旅行中に訪れた中でも最も印象深い場所のうちのひとつ。 ローマから高速電車で日帰りで訪れることもできる、冒険好き、廃墟好き、猫好き、ラピュタ好きにはたまらない隠れた観光名所だ。 風や雨によって浸食した土地は「陸の孤島」となり、細く長い橋を渡ってしか町にたどり着くことができません。この町は別名「死に行く町」「滅び行く町」と云われ、町の入り口の道路標識にもイタリア語で「il paese che muore(死に行く町)」としっかり書いてあります。 チヴィタ