この前書店に行ったら、ヘッブ*1の論考が岩波文庫になっていて驚いた。岩波文庫は、アインシュタインはじめ科学論文も収録の対象にしているけど、まさかこの人たちまで収録するとは。あらゆるテキストを対象にしようという意欲を感じる。 文学は英語でliteratureだが、直訳するならば、literature=文献。文献(特にテキスト)に関する学=文献学ということになる。最近はテキスト情報は、主に電子化された状態にあることが多いので、古典的には本の読解が中心であった文献学も、電子データとなったテキストを扱うようになる。当然、blog, twitterといったものも扱うことになる。 狭義の文学を文献読解=文献学とし、ITが当初テキストや数字データの管理をメインに発生したと考えるならば、文献学:IT=理学:工学という比例式がなりたつかもしれない。文献学=テキストの読解、IT=テキストの操作、理学=現象の読