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2010年1月3日のブックマーク (9件)

  • 2009年12月31日(木) | 星野智幸  言ってしまえばよかったのに日記

    少し前の話題だが、今年の野間文芸新人賞(受賞は村田沙耶香さん『ギンイロノウタ』)の選評で、角田光代さんがこう書いていた。 「気になったのは、(候補作のうち)多くの小説が、既にある「今とここ」を前提に書かれているように思えることだ。今とこことはつまり、現在であり、日の都市である。書き手は、読み手もまたその「今とここ」を共有していることを疑っていないのではないか。多くの小説が、「今とここ」という前提を無意識に引き受けて書かれたものに思えた。」 これに対し、村田さんの小説は、「慎重に「今」を排している。つまりいつの時代でも、どこの場所でも、共有されうる強さが小説の芯としてある」として、角田さんは推している。 同じような指摘を、選考委員の多和田葉子さん、松浦理英子さんも、表現を変えて行っているように、私には読めた。多和田さん松浦さんはまた、先行する小説をあまり読んでいないがゆえに、狂気を定型的に

    2009年12月31日(木) | 星野智幸  言ってしまえばよかったのに日記
  • 増井 / 学校で習わない大事なこと

    増井は「学校」とは高校ぐらいまでを想定してます 想定してない方もいるかも 「学校で教えるべきと思うもの」と「教えなくてもいいけど重要なもの」が混在してるかも 「@」がついてるのはtwitterでいただいた意見で、増井の意見と必ずしも一致するわけではありません。 ついてないものは増井の意見です。 ----------------------------------------------------- 車の運転 標識の意味など教えた方がいいのでは? 自転車関連も 歩道は走っちゃダメとか 鉄棒や水泳は教えるのに自転車は教えないのか? 最近は学校で教えてるの? 写真の撮り方 お絵描きや音楽は教えるのに... 文章の書き方、プレゼンのやり方 米国では結構真面目に教えるみたいだけど 税金の知識 世の中で実際に税金がどのように徴収されて使われてるのか 確定申告とは何か、必要経費とは何か、etc. 年金

  • 社会学徒の研究(?)日誌

    読書・文献案内(作成中)  トクヴィルは「アレクシス」ではなく、「アレクシ」です。日ではなぜか、専門家まで間違えているので・・・。  【フランス語文献】 Tocqueville : Les sources aristocratiques de la liberté / Lucien JaumeTocqueville humoriste / Hippolyte Wouters Tocqueville De la guerre au colonialisme : Les enjeux des démocraties modernes / Hervé Guineret Tocqueville et Marx de Nestor CapdevilaTocqueville et le devenir de la démocratie: La perversion de l'idéal / Jean

  • 2009-12-29 - 社会学徒の研究(?)日誌 “A quoi sert la sociologie ?”

    社会学, 読書・文献案内 ニック・クロスリーの社会運動研究"Making Sense of Social Movements"の邦訳『社会運動とは何か』が出たようですね。この、僕は5年くらい前に読んだのですが、社会運動研究の概説書として非常に有用でした。その上、書の第9章は従来の社会運動研究の理論枠組みをブルデュー社会学の解釈によって超克する試みであり、すごく面白かったし、大変刺激を受けました。 ニック・クロスリーのブルデュー解釈はかなり正確ですが、彼の良さはブルデュー論者というところにだけあるのではありません。むしろ、ブルデューと他の理論をつなぎ合わせ、ときにはブルデューを批判し、彼独自の社会理論の構築を試みているところにあります。また、彼は経験的研究と理論をつなごうという意識を強く持っており、このような姿勢から学ぶことは多いです。 クロスリーには、社会運動の理論的研究だけでなく経験

  • GQ Japan : NY Literature Walk

    ニューヨーク物見遊山・現代小説篇 (『GQ Japan』 1995 年秋あたり) 山形浩生 空港からのバスを下りると、そこはグランド・セントラル駅だった。ニューヨークを舞台にした三文小説は、よくそんな始まり方をする。われわれもここから見物を始めよう。ここはドス・パソス『マンハッタン乗換駅』だし、ウィリアム・バロウズ『映画ブレードランナー』のクライマックスの舞台でもある。建物としても味わい深いし(そうでもないか)、容積率移転の初期事例として都市開発史上でも有名。建物だけでなく、その上空の何もないあたりもしっかり愛でるのが通である。 背後にそびえる旧パンナム・ビルは、今や生保屋さんのメット・ライフビルだ。「パンナム・ビルが云々」というのは無数の小説映画に登場する。教養ある人は、ここでアメリカの産業構造の変化とか、航空産業の規制緩和の是非とかに思いを駆せて欲しいな。 それはさておき、グランドセ

  • 「書生喫茶」構想+α

    Head @head_s 文豪カフェならいいな。着流しを着て髪をかきむしり突然眼前の空間に何かを見つけ原稿に向かう。ふと目の前の女子に気付き「二つの卵を産むかささぎを知っているかね?…あ…いや…こ、珈琲でも、…飲むかね」そんな役ならやってみたい。 2008-05-05 16:13:14 岡田育 / 『我は、おばさん』発売中 @okadaic むしろ「書生カフェ」。玄関では「お早いお着きで××女史!」と敬われるが年下ばかりのくせに衒学的接客、別室で「女流風情が…所詮はお嬢さんさ」「(家主の文豪の)ご寵愛は目に余るね」と嫉妬と憧れをないまぜに鼻で笑われる様子を卓上モニタで楽しむ。私は楽しめる! 2008-05-05 20:54:07

    「書生喫茶」構想+α
  • パソコンの環境設定 : 大阪府電子調達(電子入札)システム

    ・Internet Explorer 7      Windows Vista ・Internet Explorer 8      Windows XP SP3 ・Internet Explorer 6 SP3   Windows 7 現在、使用できません。 大阪府の電子入札や電子申請に使う端末には、「Internet Explorer 6 SP3」「Internet Explorer 7(以下 IE7)」「Internet Explorer 8(以下 IE8)」並びに「Windows XP SP3」「Windows Vista(以下 Vista)」「Windows 7」を使用しないでください。 大阪府電子調達(電子入札)システムをIE7、Vistaにて利用できるようにするには大規模なプログラム改修が必要となります。 大阪府では平成21年末にリプレイス(機器入替)を予定しており、

    yuco
    yuco 2010/01/03
    sociologbook: yuco: hanemimi: abworks: ドとレとミとファとソとラとシの音がでないトランペットか!! クラリネットやろ!
  • Top ten books of the year 2009 -Part 1- | wrong, rogue and log

    2009年の"Top ten books of the year"である。今年からは、英語と日語のランキングを分けることにした。訳書については原著を優先し、名訳またはオリジナリティが無い限りはランキングに選ばないことにする。もちろん、今年も"Me Factor"から選んだ達である。 まずは英語で書かれたから。今年に読んだ英語で書かれたの中には生涯のコンパニオンとなるべきはなかった。佳作はたくさんあったのだけれど。その意味で僕にとっては不作の一年だったかもしれない。 1. Acemoglu, Daron "Introduction to Modern Economic Growth" 2. Sen, Amartya "The Idea of Justice" 3. Farmelo, Graham "The Strangest man" 4. Dweck, Carol "SE

    Top ten books of the year 2009 -Part 1- | wrong, rogue and log
  • 『グローバリズム出づる処の殺人者たち』アラヴィンド・アディガ(文藝春秋) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 「ITビジネスで急躍進するインドの光と影」 信頼できる友人の勧めで手にとり、感動して読み終えるがときたまあるが、その一冊だった。自分から読むことはぜったいになかったと断言できる。まずタイトルがいただけない。 実際、友人も感動したと言いつつもタイトルを忘れていた。グローバリズムなんとか……というので、思わず耳を疑って聞き返した。えっ、それって経済書なの? ちがうちがう小説、と否定した友人は、久しぶりに明け方まで読んだと言い足した。 そこで半信半疑で開いたのだったが、確かに読み出したら止まらないおもしろさ。いまはだれかれ構わずに、この小説、知ってる? と言い触れまわりたい気分である。著者は1974年マドラス生まれのインド人。はじめて書いたこの小説で2008年のブッカー賞受賞した(原題はThe White Tiger)。 では何がそんなにおもしろかったのか。一言でいえば、

    『グローバリズム出づる処の殺人者たち』アラヴィンド・アディガ(文藝春秋) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG