失敗はつまずくことではない。つまずいたままでいることだ。 またまた更新間隔が開いてしまったので、久々の更新です(^^;)。今回は「エラー処理」を取り上げてみます。「エラー処理」という単語もあいまいなのですが、今回とりあげるのは「あるメソッド・関数が本来の処理を達成できなかった場合の処理」といったところです。 エラーを伝える さて、処理が失敗した時の最も基本的なパターンは、戻り値としてエラー値を返すことです。このような関数・メソッドは数多くあります。例えば、POSIX系のclose()関数をみてみましょう。 int close(int fd); これはエラーで0以外の値が返ります。このように、エラーか否かを戻り値で返すものの他に、本来の戻り値がとり得ない値をエラーの意味として返すものもあります。例えば、POSIX系のopen()関数です。 int open(const char *pathn