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ブックマーク / www.ebook2forum.com (4)

  • MathMLベースの動的文書フォーマットCDF

    ウォルフラムリサーチ社(イリノイ州シャンペイン)は7月21日、動的E-BookのフォーマットとしてComputable Document Format (CDF)を発表した。WRのMathematicaやePUB 3でも採用されたMathML標準のデータを実行可能で、E-Bookに対話型のチャートやインフォグラフィック、表などを持たせることができる。ブラウザ表示、Webページへの埋込み、デスクトップ・アプリケーションやドキュメント、モバイルアプリ(対応予定)など、オンライン/オフラインの多様な環境で使用可能。 PDFのPは、portableだが実質的にはprintableなのに対して、今回のCDFのCは、componentやcompoundではなくcomputableで、ドキュメントが動的になることを意味する。つまり「状態や構成が状況に応じて変化したり、状況に合わせて選択できたりする柔軟性

  • ePUBに風が吹いてきた

    E-Bookで自国語を表示するというだけの話に、これほど出版界の関心が集まる国はない。専用端末に時間をかけすぎたXMDFにも、なかなか日語実装が出ないePUBにも失望しているのは筆者だけではないだろう。おかげでこの「元年」は、話題だけが盛り上がって終わった。考えてみれば、日語の迷宮は日人にとっての鬼門だった。ここを越えないと21世紀は来ないということだろう。メーカーにとっても、出版社にとっても。それが分かっただけでも、この「幻の元年」は無駄ではなかったのかもしれない。 「潮目が変わった」 11月22日、ePUB日語拡張仕様セミナーが約500名の参加を得て開催された。ePUBへの日語拡張の仕様化作業に関心が集まって1年足らずだが、講演者の一人が「潮目が変わったようだ」と後で感想を漏らしたように、たしかに変わった印象を受けた。それは総務省の松田統括補佐が挨拶を述べたことにも象徴される

    yugui
    yugui 2010/12/10
  • XMDFの不幸:さびしい標準

    XMDFの広告をよく見かけるようになった。明らかな提灯記事も多い。広告を出すということは、それなりの予算がついたということだ。予算の裏付けのあるものについては、掲載メディアはそれなりの優遇をする。露出頻度が高くなると、なんとなく「メジャー」になったなとか、「これで決まりだな」という印象操作がしやすくなることはいうまでもない。しかしこの広告予算はどこから出たものだろうか。これが三省デジ懇の結果だとすると、あまりに問題が多い。誰にとっても。 フォーマットは主体にはならない そもそも、ITにおけるフォーマットなどは、とても宣伝の対象となる性格のものではない。マイクロソフトが Wordではなく”.doc”を、アドビがAcrobatではなく” .pdf”を宣伝するようなものだ。ふつう「標準」をプロモーションする場合には、複数のツールベンダーがコンソーシアムをつくって行う。フォーマットはユーザーの貴重

  • 電子書籍を解放するために:流通全体の再構築

    電子書籍の開放を阻むべきではない」という佐々木俊尚氏の文章 (CNET Japan, 4/14)は、この国のジャーナリストとして稀な勇気ある提言で、ただの正論と(いうのも変だが)みるべきではない。共感する人は、Twitterなど様々な手段を使って、腰の座らない出版業界に読者=消費者の正論を届ける努力をする価値がある。彼らは読者とかなり遠いところで疑心暗鬼に陥ってしまっている。日の出版の歴史において、いまが決定的な瞬間だ。出版業界は変わるべきだし、そのマインドセット以外に変われない理由はないと思う。 日の10年間の電子経験:「携帯」の栄光と「一般」の悲惨 佐々木氏は、この10年間の出版業界の取組みを「1999年以降、ほとんど進んでいない」と総括し、問題が「電子書籍の流通・購読システムにあったことは明らか」としている。マンガとポルノを携帯に流して400億もの売上を上げているところをみても

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