2年に一度開催される欧州最大規模の自動車展示会「フランクフルト国際自動車ショー」。一般公開に先立って12日から始まった報道関係者向けイベントで注目を集めたのは、独大手自動車メーカーが相次いで発表したEV(電気自動車)シフトの加速だった。 今回の自動車ショーに合わせ、フォルクスワーゲン(VW)グループ、ダイムラー、BMWの独大手3社はいずれも、EVに関連した新しい戦略を公表した。 ■VWグループ EVの新戦略「ロードマップE」を発表。2025年までにEVを50車種、プラグインハイブリッド(PHV)を30車種の計80車種を投入 2030年までに新たに200億ユーロ(約2兆6000億円)をEV開発に投資 遅くとも2030年までに、VWグループのラインナップ約300車種すべてにEVタイプを投入 EV用の電池調達に、2025年までに500億ユーロ(約6兆5000円)投資 ■ダイムラー 2022年まで