日本損害保険協会は22日、東日本大震災に伴う地震保険の支払額が1兆円を超えたと発表した。21日現在での支払いは55万4005件、1兆5億円で、阪神大震災(783億円)の13倍弱に相当する。国の試算では9700億円の支払いが見込まれていたが、大幅に上回った。 現在でも1日当たり3000件程度の調査依頼や相談が寄せられ、受け付けた計68万6299件のうち約7.5%の処理が残っているため、支払額はさらに増加する見通し。 都道府県別で最も支払額が多いのは、宮城の4813億円。福島が1301億円、茨城が1261億円と続く。