ノンアルコールビールで国内シェア1位のサントリービールの親会社が、2位のアサヒビールの主力商品について「自社の特許権を侵害している」と主張して製造や販売の差し止めなどを求めた裁判が東京地方裁判所で始まり、アサヒビールは「この特許は既存の商品から容易に創作できるもので無効だ」と反論して全面的に争う姿勢を示しました。 サントリーは飲み応えをよくするために糖質やエキス分などの値を一定の範囲にしたノンアルコールビールを開発し、特許権を取得していますが、訴えの中では、「ドライゼロ」の成分を分析したところ、いずれの値もサントリーの持つ特許の範囲内だったと主張しています。 この裁判が10日午後、東京地方裁判所で始まり、アサヒビールは「サントリーが特許を出願する前から糖質やエキス分の値が似ている商品が複数販売されていた。 今回の特許は既存の商品から容易に創作できるもので無効だ」と反論し、訴えを退けるよう求