高齢ドライバーによる交通事故を防ぐため、政府は新たな経済対策の中で、ペダルの踏み間違いによる急発進などを防ぐ後付けの装置を購入する費用を補助する方向で調整していることがわかりました。来月以降の購入から対象となる見通しです。 しかし当面、車を買い替えないという高齢者も多いことから、アクセルとブレーキを踏み間違った際に急発進などを防ぐ装置をいま乗っている車に後付けする場合も、補助の対象に加える方向で調整しています。 対象となるのは、国土交通省が検討を進めている認定制度で性能を評価する基準を満たした商品で、来月、今年度の補正予算案が閣議決定された後に購入したものとする方針で、政府は補助金の額など詰めの調整を急いでいます。 後付けの安全装置をめぐっては、東京都が費用の9割を補助するなど、一部の自治体で独自の制度が設けられていますが、国の補助も併用できるよう、検討しているということです。