JR東日本は6月4日、「えきねっと」や「モバイルSuica」などのIDを2027年度までに統合し、新アプリ「Suicaアプリ」を28年度にリリースすると発表した。 新アプリは「JRE POINT」を基盤に、列車予約やモバイルオーダー、決済などを一元的に利用できるようにする。駅ビルで一定額買い物した顧客は帰りの運賃を割り引くなど、移動情報をマーケティングに生かすなどし、「JRE POINT生活圏」拡大につなげる。 「Suica」を新たなデジタルプラットフォームを構築する中長期戦略「Beyond the Border」の一環。「JRE POINT生活圏」を今後10年で拡大させ、リアル・デジタルにまたがる「Suica経済圏」を創出することで、2033年度の「生活ソリューション」事業の売上高・営業利益を23年度比2倍にする目標を掲げている。 28年度にリリースする「Suicaアプリ」は、列車予約や
X(旧:Twitter)などでたびたび注目を集めている「緑のフクロウ」を見かけたことがあるだろうか? 語学学習アプリ「Duolingo(デュオリンゴ)」の公式キャラクター、「Duo(デュオ)」だ。 語学学習アプリのアカウントと聞くと真面目なイメージを思い浮かべがちだが、同アカウントの投稿はそうしたイメージとは無縁だ。日本のネットミームに敏感で、一般ユーザーからのリプライ(返信)にはフランクに対応し、時には“かみつく”こともある。一方、アプリの宣伝はほんの申し訳程度にとどまる。 一体どのような戦略の下、公式SNSアカウントを運用しているのか。DuolingoのCMO(最高マーケティング責任者)、マニュー・オーサード氏に単独取材を行った。 マニュー・オーサード氏 Duolingo CMO。SONY PlayStationでEMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)全域にわたるデジタルマーケティング
創業者ルイス・フォン・アンの素顔 グアテマラで幼少期を過ごしたルイス・フォン・アンは、祖父母の経営するキャンディ工場によく顔を出していた。成長するにつれ、キャンディができあがるまでのプロセスに魅入られるようになっていった。「週末になれば工場に忍び込み、機械で遊んでいる、そんな少年でした」とフォン・アンは振り返る。「そして、今度は機械を分解し始めたのです」 ところがフォン・アン少年は機械を元に戻せなくなってしまい、とうとう工場を出入り禁止になってしまった。とはいえ彼はすでに、大切なことをいくつも学んでいた。そう、グミのクマの作り方だけでなく、安くて人気のある製品を作っている工場が赤字になってしまう理由も。「家族経営の機能不全について多くを学びました。どんなことをすれば企業がダメになってしまうのか、そのすべてを見たのです」とフォン・アンは語る。 フォン・アンは起業家になるつもりは決してなかった
迷走? 改悪? 物議を醸した大型アップデート 8月23日、それはトビ・フォンズにとって忘れるはずもない1日となった。夕食後、彼は日課になっている言語学習アプリ「デュオリンゴ」でフランス語を勉強しようとスマートフォンを取り出した。よくフランスに行くので、このアプリでフランス語を学べば、現地でクロワッサン・オ・ジャンボン(ハム入りクロワッサン)や生ビールをフランス語で注文できるというわけだ。 「これをください、と指でジェスチャーしなくてもよくなるでしょう」と、50歳のオランダ人でITコンサルタントのトビは言う。 トビは「バベル(Babbel)」や「ブスー(Busuu)」をはじめ、いくつもの言語学習アプリを試してきたが、レッスンの楽しさでデュオリンゴの右に出るものはないという。楽しいので、まったく苦にならないそうだ。トビと妻マリサは、連続400日以上かけて1つのレッスンを修了した。トビとマリサは
1985年、福島県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。IT系ニュースサイトを運営するアイティメディアで情報システム部に在籍し、エンタープライズIT領域において年間60本ほどのイベントを企画。2018年10月、フリーに転向。現在は記者、広報、イベント企画、ブランドアンバサダー、マネージャーとして、行政から民間まで幅広く記事執筆、企画運営に奔走している。著書『ルポ 日本のDX最前線』(集英社インターナショナル) Twitter:https://twitter.com/sakaisaketen 酒井真弓のDX最前線 2018年に経済産業省のレポートが「DXの壁」を指摘したように、日本では、DX(デジタルトランスフォーメーション)が遅れているとよく言われている。また、「日本はもはやIT後進国」「なぜアメリカのGAFAや中国のBATHと渡り合える企業が日本では生まれないのか」などの悲観的な意見もしばしば
PayPayは4月20日、銀行口座への出金やPayPayユーザー間の送金などに必要な「本人確認」手続きを運転免許証のICチップを利用して簡略化すると発表した。「PayPay」アプリのAndroid版は20日から、iOS版は近日中に対応する。 利用者はアプリ内で4桁数字2組の暗証番号を入力し、免許証とスマートフォンを密着させてICチップをスキャン。写真のセルフ撮影と名前などの入力を行えば本人確認申請が行える。 ICチップのスキャンには近距離無線規格のNFC-Bに対応したスマホが必要。iPhoneの場合、2016年発売のiPhone 7以降が対応している。 PayPayは運転免許証のICチップ利用について「従来の手続きに比べて個人情報の入力が減り、本人確認書類の撮影を省略できるため審査時間の短縮につながる」としている。 PayPayはオンラインで完結できる本人確認を進めており、2021年11月
多機能ノートツールの「Notion」が、じわじわと人気を集めている。全世界1000万人以上のユーザーがおり、すでに日本法人も始動している。 Notionを一言でいうなら「何でもできるドキュメントツール」だろう。メモやドキュメント、データベース、Wiki、タスク、プロジェクト管理からファイル管理まで。複数のクラウドツールに分散しがちな仕事に必要なあれこれを集約し、管理、共有できる。さらに、ドキュメントの一部をそのままWebページとして公開することも可能だ。 オンラインツールに感度の高い一部のスタートアップでは、すでにNotionを業務に取り入れて使い始めている。 ネットスーパーの垂直立ち上げサービスを提供する10X(テンエックス)社の事例から、「業務で使うNotion」の実例を見ていこう。
――東京ディズニーリゾート・アプリの概要について教えてください。 千葉:このアプリは、主にパークへいらっしゃったゲストの方に使っていただきたいと思って開発しました。今までTDRの中では、ショー抽選アプリや予約購入サイト、紙のガイドマップなどがあったのですが、それらを全部1つに集約して、パーク体験をこのアプリ1つでできるよう利便性を向上したアプリになります。 もちろん、お家にいてもアプリを体験することはできるのですが、パークの中にいることによって、アトラクションの待ち時間が確認できたり、またはショー抽選ができたりと、主にパークで体験してもらうことを意識しています。 2016年から公式アプリ導入を検討 ――アプリの導入を検討したのはいつ頃になりますか? 三本:社内で導入を決めたのは2年半ほど前(2016年初め)になります。もともと海外のパークにも公式アプリが導入されていまして、東京ディズニーリ
現役高校生プログラマーの率いるワンファイナンシャルは6月12日、お財布に溜まっているレシートを瞬時に現金化できるアプリ「ONE(ワン)」の提供を始めることを明らかにした。スマートフォンのカメラ機能を使ってレシートを撮影すれば、すぐにアプリ内のウォレットに10円が振り込まれるという。振り込まれた現金は銀行の手数料分以上になれば、国内のほぼ全ての金融機関で好きなタイミングで引き出すことができる。 ワンファイナンシャルCEOで高校3年生の山内奏人さんは「レシートには究極のいろんなデータが含まれている。いつ、どこで、誰が何をいくら払って、いくらお釣りをもらって買ったのか。一人ひとりの購買行動やパターン分析ができるようになる」と話す。蓄積データをメーカーなど企業向けに販売していく狙いがある。 山内さんは小学生の時に独学でプログラミングを始め、国際的なプログラミングコンテストやビジネスコンテストで数々
グリー、ホテルの当日予約専用スマホアプリ「Tonight」の提供を開始 検索から予約完了まで最短10秒でスマートに完結 グリー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中良和、以下「グリー」)は、ホテルの当日予約に特化した専用アプリ「Tonight」をスマートフォン向けに提供開始しました。またサービスのリリースを記念して、会員登録をしていただいた方全員に、期間限定で2,000ポイント(2,000円相当)をプレゼントします。 「Tonight」は「日本の夜をもっと自由に」というコンセプトのもと、高級ホテルからカジュアルなホテルまで、当日限定のお得なプランをスマートフォンから最短10秒で簡単に予約できるアプリです。宿泊人数は最大2名、素泊まりのプランのみで、現在地から近い当日泊まれるホテルを表示し、あらかじめ登録されたクレジットカード情報を使うことで、アプリを起動してから予約、決済までが最
ウェブには時として、見かけどおりではないサービスが誕生します。 いや、見かけは素直にそのままでも、もっている可能性がはるかに先にリーチしているような、そんな未来に半歩踏み込んだ製品やサービスがあって、みていて「おや」と注意をひきます。 「お店の予約を、まるごとタブレット一台で」をキャッチフレーズにしているトレタも、そんなサービスです。 公私ともにお世話になっており、すでにツイッターの活用で有名になった料理店「豚組」の経営者にして、複数の著書も発表されている中村仁さん(@hitoshi)に、トレタについて直接お話をうかがう機会をいただきましたので、ぜひその未来のビジョンについて考えてみたいと思います。 店の台帳を、仮想化する トレタは、iPadを利用して店の予約台帳を仮想化するサービスです。予約がはいる飲食店を経営している人でもないかぎり、トレタは関係しないサービスに思えるのですが、紹介動
キングソフト「悪質バナー広告」問題について説明 「不当に広告収入を得ようとする悪質業者がいる」 ねとらぼ 2月20日(木)22時36分配信 キングソフトは2月20日、現在ネットで問題視されている「悪質バナー広告」について、公式サイト上で説明した。問題の広告は配信を委託している業者側が勝手に差し替えたもので、キングソフト側が提出したものではないという。 【拡大画像や他の画像】 Engadget Japaneseの取材がきっかけで問題が明らかになった。記事によると、Webサイト閲覧中に突如「警告!!! 容量が不足しています。今すぐクリーンアップしましょう!」といった警告メッセージがポップアップし、タップしたところキングソフトの「CleanMaster」というアプリのダウンロードサイトにジャンプしたという。しかし、スマートフォンの空き容量は十分であり、またバナー広告がわざわざユーザーのスマート
米グーグルが、スマートフォンやタブレット端末向けのアプリ配信で、初めての月額課金サービスを導入することがわかった。アプリ1本ごとに売り切りにしている現在の課金モデルだけでなく、毎月少額の料金を利用者から徴収できるようにする。 コンテンツの月額課金は、NTTドコモのiモードなどが成功させたビジネスモデル。アプリ開発会社は、毎月継続的な収入が見込めるため良質なコンテンツを開発できる一方、月ごとの課金が少額になるため、利用者の心理的負担も軽くなる。 グーグルが主導するアンドロイド陣営のスマートフォンは台数では米アップルの「iPhone」に肩を並べるものの、アプリ配信による収益化が課題だった。「日本発」の課金モデルを導入することでコンテンツ会社を囲い込み、アップル陣営に対抗する。 だが、新課金モデルはグーグルのアプリ配信基盤の上だけでしか認めない方針。新たな囲い込み戦略は、外部の課金基盤を使ってす
2011/08/25 パソコンやケータイでキーを打つ際に、キー入力と入力画面の間に“かな漢字変換”という一種のクッションのようなものを挟むのは、日本のユーザーやアジア人にとっては当たり前だが、英語圏をはじめとする欧米諸国では、こうした発想はない。iOS(iPhone、iPad)というグローバル・プラットフォームを生かして、これを英語圏に持ち込もうとしているベンチャー企業がある。 「英語圏などではキーボード(入力)を直結しておけばいい、という発想なんですね。われわれのように間に入力システムを挟むアプローチを真面目に追求する企業も、これまでなかったんじゃないかと思います」 こう話すのは、MetaMoJi(メタモジ)の浮川和宣氏だ。 MetaMoJiは、東京・港区を拠点に、iPhone/iPad/Android向け入力アプリケーションを提供するベンチャー企業だ。2011年2月のiPad向けアプリ
インクリメントPは東日本大震災の際、「帰宅支援や避難経路の確認などに役立ててほしい」として3月18日から4月7日までアップルのApp StoreにてiPhone向け地図・ナビゲーションアプリ「MapFan for iPhone」を無償提供した。MapFan for iPhoneは2300円とiPhoneアプリとしては高額なもので、「英断」との声も多く聞かれた。無償化を決めた背景はどのようなものだったか。また、今回の対応で見えてきたものはなにか、代表取締役社長の神宮司巧氏とMapFan for iPhoneの企画を担当する宮沢貴之氏に話を聞いた。 --無償化するまでの経緯を教えてください。 神宮司 震災が起きた日は出張で大阪にいました。川崎の本社のほか、地図をつくっている開発部門が岩手県の盛岡にあります。盛岡が震源地に近いと知り、しばらく安否確認などに忙殺されていました。テレビを見ながら、こ
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