日本では紙の本の売り上げが落ち込んでいるが、世界的には本を読む若者が増えているようだ。読書クラブも盛り上がりを見せている。こうしたトレンドの背後には何があるのか。カナダの心理学者が、読書の効用も含めて解説する。 Z世代とミレニアル世代のあいだで、読書が再び盛んになっている。「ドゥームスクロール(不安を煽るニュースをひたすらスクロールし続ける行為)」や、SNSを常に使うがゆえの気疲れから、それらに代わる何かを積極的に求める若者が増えているのだ。 北米では、Z世代とミレニアル世代のおよそ57〜61%が「読書家」を自認しており、1年に平均3.5〜4.5冊を読んでいる。 紙の本を好む傾向もある。若い読者は書店で本を購入したり、図書館を積極的に利用したりする割合も高い。デジタルメディアが席巻する時代にあって、これは注目すべき傾向だ。 読書は孤独な営みと見られることが多いが、人との意味あるつながりを生

