本のひらめき 「いやー、あの人は面白い!」 多分、ぼくが本書の著者、藤原さんを誰かに紹介するときは、きっとこんな言 葉から始めるだろう。何をやっても絵になる。どんなことも面白くしてやり遂 げる。僕の知る著者の中で、「おもろい人」カテゴリーを作るとすれば、の方 をおいて右に出る人はいない。 本書のテーマは、「つなげる」こと。よのなかのあらゆる問題は、つなげるこ とで、ドラマチックに解決していく・・。学校もビジネスも同じであると藤原 さんはいう。僕も大賛成! つながってしまった時代に、つなげる力を発揮していけば、けっこう面白いこ とができるのだ。本書は、その学校版のドキュメンタリー。藤原さんが、杉並 区の和田中学でまきおこした様々な中学校改革は、ドラマのように面白い。 藤原さんがやってきた教育の試行錯誤は、よのなか科に始まり、区立和田中で の5年間の大実験につながり、今は、橋下知事特命として大