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ブックマーク / ktdisk-bookroom.hatenadiary.org (11)

  • 2009-05-02

    私は今31歳で、年下の人と対戦する機会が増えてきました。そこで思うのは、後輩の将棋をしっかりみなければいけないということです。例えば、四段五段の人や、まだプロになっていない人と指した時に、その人の手がわからないことが時々あるんです。どういう意図で指した言ってなのか分からない。対局が終わって、あれこれ考えたりしていると、あっ、こういう方針だったのかと気づくわけです。 できるだけ情報を集め、最新の型も研究しているつもりですが、それでもこういうことがある。恐らく私の中にも固定観念が形作られているのでしょう。プロの将棋界は百数十人の世界ですが、いつも対戦する相手は10人程度。同じようなメンバーの中で指し続けているうちに、その中である種の暗黙の了解のようなものが出来上がる。これはきれいな手であり、これは筋が悪いといった仲間内の共通認識が形成されていく。 このままでは変化に対応できなくなってしまう。そ

    2009-05-02
  • 2009-03-05

    コーチングとは、会話を重ねることを通して、相手に、目標達成に必要なスキルや知識を備えさせ、目標に向けての行動を促していくプロセスです。 部下がうまくいかない時は、彼らのやる気や人間性に問題があるのではありません。自分の能力に気がついていない、適性がない、知識が不十分、技術が足りない、または、意欲を高める方法を知らないからです。 『コーチング・マネジメント』 〜P.2〜 アイディアを具体化し、行動に結び付けていくには、アイディアを生み出す時以上のコミュニケーション量が必要。 『コーチング・マネジメント』 〜WHAT'S COACHING P.33〜 この「一方通行ではなく、双方向でアイディアを出し合い、それを検討する。行動に移すためのアイディアもまた双方向のコミュニケーションから生み出す、この一連のプロセス」を「コーチング」といいます。 『コーチング・マネジメント』 〜WHAT'S COAC

    2009-03-05
  • 2009-01-12

    われわれにとって大切なことは、遠くにぼんやりと存在するものに目をやることではなく、手近にはっきりと存在することを実行することだ。 『道は開ける』 〜今日、一日の区切りで生きよ P.26〜 悩みにつきものの最大の欠陥は、私たちの集中能力をうばってしまうことです。ひとたび悩みはじめると、気持ちが絶えず動揺して、決断能力が失われます。しかし、自分の目をむりやりに最悪の事態へと向けさせ、それに対する心の備えを固めれば、妄想はことごとく消え去り、問題解決のため全力を集中できるような立場に自分を置くことができるのです。 『道は開ける』 〜悩みを解決するための魔術的公式 P.45、46〜 一、「起こりうる最悪の事態とは何か」と自問すること。 二、やむをえない場合には、最悪の事態を受け入れる覚悟をすること。 三、それから落ち着いて最悪状態を好転させるよう努力すること。 『道は開ける』 〜悩みを解決するため

    2009-01-12
  • 2008-12-27

    人を動かす秘訣は、この世に、ただ一つしかない。この事実に気づいている人は、 はなはだ少ないように思われる。しかし、人を動かす秘訣は、間違いなく、一つしかないのである。すなわち、みずから動きたくなる気持を起こさせること――これが秘訣だ。 『人を動かす』 〜重要感を持たせる P.33〜 わたしには、人の熱意をよぶおこす能力がある。これが、わたしにとっては何ものにも変えがたい宝だと思う。他人の長所を伸ばすには、ほめることと、励ますことが何よりの方法だ。上役から叱られることほど、向上心を害するものはない。わたしは決して人を非難しない。人を働かせるには奨励が必要だと信じている。だから、人をほめることは大好きだが、けなすことは大きらいだ。気に入ったことがあれば、心から賛成し、惜しみなく賛辞を与える。 『人を動かす』 〜重要感を持たせる P.42〜 人間は、何か問題があってそれに心を奪われているとき以外

    2008-12-27
  • 2008-10-04

    いまの時代に日人の「働くこと」が底流でどのように変質しているか。事実を丁寧に追っていきたいと、私たち取材班は考えました。 けれども、全体像をマクロ的にとらえる作業と、一人ひとりの思いを描く作業を同時に進めるのは容易ではありません。「働く」という行為は多分に個人的なものだからです。ステレオタイプに「現代人の就労観はこうだ」と評論してみても意味がありません。 読んでくださる皆さんが実感を持って、それぞれが考える素材になるように・・・。できる限り実名、実年齢を記載し、その人の働きぶりや心情に迫り、時には家族との軋轢や精子をめぐる葛藤も描き、限られた行数で人々の「人生」が凝縮した働きぶりを伝えようと試みました。 『働くということ』 〜はじめに P.iv〜 会社にいても、独立して外にでても、どんな職業も地道に頑張ることは一緒。人生の最大の楽しみは一所懸命打ち込む充実感やしね 『働くということ』 〜

    2008-10-04
  • 2008-10-06

    「人間は書物を通じて、人の一生を数時間で疑似体験できる。だから、を読め。生涯、勉強し続けなさい」 熊谷さんはそれ以来、がむしゃらにを読み、結果として、現在の成功を収めたと言います。 ビジネス書には世界的な経営者や、さまざまなビジネスで成功した人のノウハウが詰まっています。熊谷さんのお父さんの言われるとおり、汗水たらし、血のにじむような努力をした他の人の数十年分の試行錯誤の奇跡が、ほんの数時間で理解できるよう、の中には情報が整理されているのです。 『レバレッジ・リーディング』 〜第1章 ビジネス書の多読とは何か?〜 読書に制限時間を設けることは、ふつうはあまりしていないでしょう。自然と一冊読み終わるまで、成り行きに任せているはずです。しかし、時間が無限にあると思うと、余計なところまでも読んでしまい、とうてい数をこなすことができません。 そこで、「何時までに読み終える」というタイムリミッ

    2008-10-06
  • 2008-10-11

    一九五〇年代、六〇年代のアメリカでは、パーティで会った人に何をしているかを聞けば、「GEで働いている」「シティバンクにいる」など、雇用主たる組織の名前で返ってきた。当時のアメリカは、今日の日と同じだった。イギリス、フランス、ドイツその他あらゆる先進国が同じだった。ところが今日、アメリカでは、「治金学者です」「税務をやっている」「ソフトウェアの設計です」と答えが返ってくる。少なくともアメリカでは、知識労働者は、もはや自らのアイデンティティを雇用主たる組織に求めなくなっており、専門領域への帰属意識をますます強めている。今日では日においてさえ、若い人たちが同じ傾向にある。 『プロフェッショナルの条件』 〜はじめに P.viii、ix〜 あらゆる組織が、「人が宝」と言う。ところが、それを行動で示している組織はほとんどない。気でそう考えている組織はさらにない。ほとんどの組織が、無意識にではあろ

    2008-10-11
  • 2008-10-18

    なぜコンピューティングは、見るからに不健全な発展を遂げたのだろうか。なぜコンピュータのパーソナル化は、このように複雑で無駄な現象を伴うのだろうか。理由は簡単だ。二つの法則が、この事態を招いたのである。一つ目の、そして最も有名な法則は、インテルの設立者の一人であり優秀な技術者であるゴードン・ムーアが一九六五年に述べたものだ。この「ムーアの法則」は「マイクロプロセッサの能力は一、二年ごとに二倍になる」というものだった。第二の法則は、ムーアの同僚で同じく優秀な技術者であるアンディ・グローヴが一九九〇年代に提唱した。その法則とは「電気通信の大域幅は世紀が変わるごとに二倍になる」というものだった。グローヴは技術的な事実としてではなく、瀕死の電話業界に対する皮肉として述べたのだが、この法則は根的に真実を突いている。コンピューティングの歴史と通じて、コンピュータの処理能力は通信ネットワークが拡大する以

    2008-10-18
  • 2008-11-08

    ジョブズは簡潔明瞭な組織づくりを心がけた。・・・<中略>ジョブズは上から下まで明確な指揮命令系統にこだわった。すべての社員が自分の直属の上司、自分に期待される役割を把握していなければならない。「新しい組織は余分なものがなくてわかりやすく、責任が明確だ」と、ジョブズは『ビジネスウィーク』誌に語っている。「すべてシンプルになった。集中と簡潔が私のモットーなんだ」 『スティーブ・ジョブズの流儀』 〜第1章 フォーカス 「ノー」が救ったアップル P.47〜 信じられないことだが、ラツラフのチームはスクロールバーをジョブズが納得するまで改良するのに半年を費やした。 『スティーブ・ジョブズの流儀』 〜第2章 独裁 アップルのワンマン・フォーカスグループ P.67、68〜 アップルのデザインプロセスで最も重要な要素のひとつは簡素化である。アップルの製品はなぜシンプルなのか、それは顧客の選択肢を減らそうと

    2008-11-08
  • 2008-11-15

    プロフェッショナルは違う。リスクをとり、失敗を恐れずに、自らの価値基準と信念のもと、勝てるかどうかわからない試合に挑み続ける。挑んだ結果、望まない結果に終わってしまったとしても、ただでは終わらない強さと冷静さ、理性と感性をもっている。自分の無力、無能さも体で覚えている。だからその結果は、単なる「失敗」にはならない。 『指一の執念が勝負を決める』 〜はじめに P.3〜 学生の中には、自分はすごく頭がいいと自負している人もいます。そういう人は、「あいつら、何であんな馬鹿なことやってるんだ。俺がトップだったら、こんなことになるはずない」という仮説をもつのです。だけど、私がそこで「自分がもし、そういう人たちと同じような人生を歩んで、そのなれの果てとしてそういう立場に立ってみれば、99%、結果は一緒ですよ。100人中99人が同じことをするんです」とはなすと、みんな以外に思うみたいです。・・・<中略

    2008-11-15
  • 2008-09-28

    最近、面白い現象が現れている。女性の頭脳流出は日企業からの流出であって、必ずしも日社会からの流出ではないことだ。日の会社を辞め、アメリカに留学し、現地の会社に雇われた女性が、その外資系企業の仕事で日に戻ってくるケースがたくさんある。戻ってくるだけでなく、企業の幹部として同年齢の日企業に勤める男性より報酬も多いうえに、面白い仕事をしている。 『政治と秋刀魚』 〜第一章 P.42〜 これは笑い話だが、とても重要な教訓がここに潜んでいる。違う国の人間の行動が意外であるとき、その行動を文化で説明する危険性のことだ。「日人はどうしてそういうことをするのか?」と聞かれて、「それは日文化だからだ」と言うのは説明にならない。日文化がほかの国と違うのは、日の魅力と面白さであるが、大体において、日人の行動についての文化的説明が多すぎる。日文化は洗練されていて、その文化の中で人間は幅

    2008-09-28
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