たまたま出張先のロンドンで標記のような見出しで始まる日経の社説を読み、「またか」と思いました。日経の社説と言えば、日本の産業・経済を論じるものとしてはそれなりの格を持つものなのですから、もう少し気の利いたことを書いてほしかったというのが正直な気持です。MVNOについて書いた先のブログでも触れたように、総務省にかつての通産省のような「産業育成」の気持ちが強いのは分っています。しかし、日経の記者ともなれば、総務省のレクチャーをそのまま社説にするのではなく、日本の外で起こっていることについての自らの取材も含めて、もう少し本質的な問題を掘り下げてもらって然るべきだと思うのです。 だからと言って、史上初の実質的な比較審査(ビューティーコンテスト)を通じて、KDDIと京セラが主導する会社に「WiMAX」の免許を、ウィルコム(米国のファンドであるカーライルと京セラ、KDDIが株主)の「次世代PHS」にも
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