震災がれきを積んだトラックを止め、市の職員(手前の白いヘルメット)とにらみ合う市民グループのメンバーら=北九州市小倉北区で2012年5月22日午前9時16分、上入来尚撮影 宮城県石巻市のがれき受け入れを検討している北九州市は22日、同市小倉北区西港町の市日明(ひあがり)積み出し基地に、試験焼却用のがれき約80トンをトラックで運び込もうとしたが、焼却に反対する市民ら約50人が立ちはだかるなどして、にらみ合いが続いている。西日本に震災がれきが入ったのは初めて。 がれきは10トントラック28台分で直径約1.5メートルのビニール袋(重さ600キロ)約140個分。荷台に5袋積んだトラック6台が午前9時5分に基地内に入ろうとしたところ、反対派の市民らがトラック前に立ち、市職員らと押し問答になった。 警察官が「道路に座る行為は道交法違反」と警告を繰り返し、午後0時20分から警察官約25人が反対する市民ら