日本スポーツ法学会が19日、「アスリートの尊厳を守るためのシンポジウム」を東京都内で開いた。 五輪に3度出場した元陸上選手の為末大氏は指導者の暴力が社会問題化していることに「スポーツ本来の価値は人間が自主的に成長し、戦いを挑むというところにある。外からの力によって能力を高めようとする体罰はドーピングに近い」と持論を述べた。 為末氏は「体育会出身者は社会で人気がある。体罰問題の本質は、日本社会でパワハラが容認されていてそこに適応する人材を養成するためにスポーツが役立ってきたというところにあるのでは」と問題提起。 スポーツを教育の一環と捉えることにも疑問を投げかけ「遊びというのが欧米の認識」と主張した。 [2013年2月19日21時33分]日刊スポーツのオススメ
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