先日別件でアメリカの財政関係をチェックしていたところ、興味深い図表を見つけた。多種多様な方面からさまざまな事象を図式化する「Visual economics」の記事なのだが、現在のアメリカにおける平均的な家族のお財布事情をさまざまな面から数字化・グラフ化したものだった。アメリカ全体の経済的な話は良く話題に登るが、世帯単位の様子はあまりニュースとしては登ってこない。良い機会なので今回はこれを抽出し、箇条書きにしてみることにする(【該当ページ】)。 ・銀行残高は3800ドル(36万円)。 ・自宅の評価額は16万ドル(1520万円)。でもローンは9万5000ドル(900万円)。 ・個人年金制度を利用している人は誰もいない(2世帯に1世帯の割合) ・半分の世帯は退職後の蓄えが3万5000ドル(330万円)しかない。 ・投資信託や株式、債券などは保有していない。 ・年収は4万3000ドル(410万円