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ブックマーク / blog.kohan-studio.com (5)

  • 水門の工場 その4 : Das Otterhaus 【カワウソ舎】

    生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。 ダム用の高圧ゲートはかっこいい。飛行機で言ったら、戦闘機みたいなものだろう。でも旅客機、輸送機だって好きだ。このシェル構造ローラーゲートは、そういう雰囲気である。材質もステンレスじゃなくて、一般の鋼材(SS)だし。 しかし、こうしてみると水門ってひとつひとつ、手作りなんだよね。まあ船だってボイラだってみんなそうなんだけど、何となくこうやってひとつづつ作られているのを見ると、いとおしくなるよ。 さて、これは何だと思う? 上のギアには、これ(ラック)が組み合わさるのだ。ラックはステンレスで、丸棒が一、実にていねいに溶接されている。これだけでもかなりの存在感。ちょっと現代彫刻っぽい。 そして、これがラックのカバー。 後ろに見えるハンドルがついた機械が、さっき上から覗いた

    水門の工場 その4 : Das Otterhaus 【カワウソ舎】
    zaki1010
    zaki1010 2009/03/19
    『水 門 の 究 極 の 目 的 は、 閉 め る こ と で あ る。』
  • 水門の工場 その3 : Das Otterhaus 【カワウソ舎】

    生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。 すっかりステンレスにやられてしまった。んもうステンレスずるいぞ。キミは文句なしにかっこいい。でも最大の欠点は塗装ができないことだよなあ・・・などと倒錯したことを考えつつ、次に目前に展開したのは想像を絶するようなステンレスワールドだった。 「ジェットフローゲート」という、ダムの堤体内に仕込まれるバルブのようなゲートのような装置の部品だ。言われないと水門の仲間とは思えないよね。すでにわれわれは、そういうディープなドボクの世界に入り込んでいるのだ。はたしてみんな、ついてこれてるのかな。 ジェットフローゲートは高圧スライドゲートの一種で、たいていダムの底に近い方から放流する用途に使われるため、とんでもない高い水圧がかかる。だからしっかり丈夫に作る必要がある。 たしかに、これ以上

    水門の工場 その3 : Das Otterhaus 【カワウソ舎】
    zaki1010
    zaki1010 2009/03/18
    このシリーズやばい。
  • テオ・ヤンセン : Das Otterhaus 【カワウソ舎】

    生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。 ふみづきさんに勧められた、テオ・ヤンセンのビーチアニマルを見に行った。これ、風の力でオランダの浜辺を勝手に動き回るらしいからびっくり。 愉快な「ガシャガシャ歩き」をまずお見せすべきなのかもしれない。自分が押して動かしているところを動画で撮ってもらえたんだけど、おそらく行ったひとはみんながびっくりして、そのはずみで動画なんかもいっぱいネットに上げてるにちがいない。今さらわたしがびっくりしている場面を公開しても世界レベルの二度手間になるのでやめとこう。リクエストがあったら考える。 それよりわたしとしては、この材料の方を見てもらいたい。もし、このアニマルたちがチタンなんかの高級金属材料で、金かけてかっちり作られたものだったら、ぜんぜん面白いと思わなかった。 見ての通り、プラス

    テオ・ヤンセン : Das Otterhaus 【カワウソ舎】
  • 風門 : Das Otterhaus 【カワウソ舎】

    生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。 世の中にはまだ知らんものがいっぱいあり、大変にうれしいことである。 発売前の「ワンダーJAPAN 10」をこっそり見せてもらった。「青函トンネル竜飛斜坑線」というのがあり、青函トンネル記念館から竜飛海底駅にケーブルカーで抜けられるのだそうだ。行ったことがある人も多いはず。でも、そこにとんでもないものがあることを、今までだれもわたしに教えてくれなかった。 風門、というギロチン式のゲートがあって、文字通り風を(っつうか空気を)遮っているらしい。 これは青函トンネルだけの名物なのか、それとも他の長大トンネルにも装備されているようなものなのか。まだよくわからない。 知らないのは自分だけだろうか、とか、どこまで萌えられるかのフェチくらべみたいだな、とかいろいろと考えてしまったが、

    風門 : Das Otterhaus 【カワウソ舎】
    zaki1010
    zaki1010 2008/12/15
    青函トンネル記念館から竜飛海底駅にケーブルカーで抜けられる「青函トンネル竜飛斜坑線」。
  • ワキヤ・ロックゲート : Das Otterhaus 【カワウソ舎】

    生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。 脇谷閘門へ行ってきた。10年ぶりである。 脇谷閘門は宮城県にあって、新旧の北上川が分流する地点に船を通すために、昔からがんばっている。昔といっても30年や40年程度ではなくで、何と昭和7年(1932年)の完成だ。つまりもう75歳を越えているがちゃんと現役である。東京近辺で言ったら六郷水門とか川崎河港水門と同年代であり、近代化遺産としてもっとちやほやされていいと思う。でも決してアクセシビリティがいいとは言えない場所にあるので土木関係者しか知らない。ちょっとかわいそうだ。 脇谷閘門の全景。左が閘門部で、右が洗堰と呼ばれる部分。洗堰というのは、ここの場合、普段は穴(オリフィス)からほどほどの水が旧北上川へ流れ出ているが、洪水になったときには堤体を一気に乗り越えて通常時より大量

    ワキヤ・ロックゲート : Das Otterhaus 【カワウソ舎】
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