DTD(Document Type Definition:文書型宣言)とは、読んでのとおりXML文書の構造(型)を宣言するものです。DTDは、XSLTやDOM(Document Object Model)のような目に見える動作を制御するものではありません。そのため、どうしても初心者には「分かりにくい」「目的がみえにくい」と敬遠されがちなきらいもありますが、だからといってなんら恐れる必要はありません。 なぜなら、DTDとはXML文書を「そのまま」ある一定の構文にしたがってルール付けし、表現するものなのです。つまり、DTDを独立した単体のものとして理解する必要はないということです。DTD単体で分からなければ、DTDが表現する対象としてのXML文書と照らしあわせてみてみましょう。「DTDのこの部分はXML文書のここを表現しているんだな」という対応関係でみていくことができれば、それでもうDTDを理
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